【注意報】カンキツ、ナシ等に果樹カメムシ類 県本土で多発のおそれ 鹿児島県2022年9月14日
鹿児島県病害虫防除所は、カンキツ、ナシ等に果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシ)が県本土で多く発生するおそれがあるとして、9月12日に病害虫発生予察注意報第3号を発令した。
主な餌植物であるヒノキ球果での寄生虫数は8月8日~10日の調査で多い傾向で、ヒノキ球果の着生量も多く、新生世代の発生量は多いと推察される。8月22日~30日に再調査したヒノキ球果の口針鞘数(カメムシ類の吸汁痕数)は、平均で16.8本/果(平年9.5本/果)と増加。カメムシ類が山林のヒノキから周辺果樹園等へ移動する目安である25本/果に近づきつつある。
出水市美原町と南さつま市金峰町の予察灯では、9月に入りツヤアオカメムシの誘殺数が急増し、一部のカンキツやナシ園で飛来を認めた。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇台風の接近で球果が落果すると、餌不足となった成虫が果樹園へ飛来する場合があるため注意する。
〇果樹園への飛来はほ場により異なり、園内でも偏りがあるため注意深く見回り、飛来を認めたら直ちに防除する。
〇一回目の防除は残効の長い合成ピレスロイド系薬剤またはネオニコチノイド系薬剤を選択する。なお、合成ピレスロイド系薬剤はミカンハダニの発生を助長するため、散布後の発生に注意する。
〇防除にあたっては、防除薬剤の使用回数や使用時期を遵守し、薬剤の飛散に十分注意する。
重要な記事
最新の記事
-
【畜酪政策価格最終調整】補給金上げ実質12円台か 19日に自民決着2025年12月18日 -
【11月中酪販売乳量】1年2カ月ぶり前年度割れ、頭数減で北海道"減速"2025年12月18日 -
【消費者の目・花ちゃん】ミツバチとともに2025年12月18日 -
一足早く2025年の花産業を振り返る【花づくりの現場から 宇田明】第75回2025年12月18日 -
笹の実、次年子・笹子【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第369回2025年12月18日 -
虹コンのレインボーファーム「農閑期は焼肉ぴゅあに行くっきゃない!」スタンプラリー実施 JA全農2025年12月18日 -
「淡路島産白菜」使用 カレーとシチューメニューをハウス食品と提案 JAグループ兵庫2025年12月18日 -
畜産の新たな社会的価値創出へ 研究開発プラットフォーム設立 農研機構2025年12月18日 -
佐賀の「いちごさん」表参道でスイーツコラボ「いちごさんどう2026」開催2025年12月18日 -
カインズ「第26回グリーン購入大賞」農林水産特別部門で大賞受賞2025年12月18日 -
軟白ねぎ目揃い会開く JA鶴岡2025年12月18日 -
信州りんご×音楽 クリスマス限定カフェイベント開催 銀座NAGANO2025年12月18日 -
IOC「オリーブオイル理化学type A認証」5年連続で取得 J-オイルミルズ2025年12月18日 -
【役員人事】クミアイ化学工業(1月23日付)2025年12月18日 -
油糧酵母ロドトルラ属 全ゲノム解析から実験室下での染色体変異の蓄積を発見 東京農大2025年12月18日 -
約1万軒の生産者から選ばれた「食べチョクアワード2025」発表2025年12月18日 -
兵庫県丹波市と農業連携協定 生産地と消費地の新たな連携創出へ 大阪府泉大津市2025年12月18日 -
乳酸菌飲料容器の再資源化へ 神戸市、関連14社と連携協定 雪印メグミルク2025年12月18日 -
特別支援学校と深める連携 熊谷の物流センターで新鮮野菜や工芸品を販売 パルライン2025年12月18日 -
東京の植物相を明らかに「東京いきもの台帳」植物の標本情報を公表2025年12月18日


































