「水稲無コーティング種子代かき同時浅層土中播種栽培」標準作業手順書を公開 農研機構2022年11月22日
農研機構は、水稲の湛水直播栽培に必須だった種子コーティングが不要で、省力・低コストを実現した栽培技術をさらに普及するため、標準作業手順書を作成。11月21日にウェブサイトで公開した。
「水稲無コーティング種子代かき同時浅層土中播種栽培」標準作業手順書
水稲の湛水直播栽培では、苗立ちをよくするために種子に鉄粉などをコーティングする種子コーティングが一般的だが、コスト、手間、技術が必要などに問題があった。そこで農研機構は、種子コーティングが不要で、代かきと同時に播種できる「無コーティング種子代かき同時浅層土中播種栽培技術」を開発した。
標準作業手順書は、これまで普及に使われてきた簡単なマニュアルをより詳しく充実させ、現場の指導者や生産者に役立つ内容。技術の特徴や導入条件、必要な機械、栽培上のポイントのほか、導入事例や導入効果、導入した際に生じやすい問題点と対策についても記載している。
同標準作業手順書の公開により、「経営規模の拡大により苗を育てるビニルハウスが足りない」、「移植や収穫作業の時期が集中して困っている」、「育苗・移植の省力化を図りたい」などの理由で直播栽培技術の導入を検討中、または直播栽培をより省力化に向けて普及拡大が期待される。
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