循環型農業を学ぶ「アクアポニックス・アカデミー」2023年3月にリニューアル アクポニ2022年12月19日
株式会社アクポニは12月19日、循環型農業・アクアポニックスの基礎からビジネス活用まで体系的に学べる「アクアポニックス・アカデミー」をリニューアルし、第1期生の募集を開始した。
2023年3月に開講する新たなプログラムでは、東京会場に通学する「ビジネス」「スタンダード」「スタディ」コース、動画を視聴して学ぶ「オンライン」コースの計4コースを提供。座学でアクアポニックスの基礎を学ぶ従来の内容に加え、上位2コースは神奈川県藤沢市で運営する自社農場で、生産管理やシステムの設計施工を行う実習をプラスするなど、アクアポニックス実践者を育成するための充実したカリキュラムが特徴となる。
農場実習は、同社が運営する、神奈川県藤沢市の2つのアクアポニックス農場「湘南アクポニ農場」「ふじさわアクポニビレッジ」で実施。日本で見学・研修できるアクアポニックス農場はまだ希少で、全国のアクアポニックス実践者から多くの問い合わせがあったことから、新たに実習をプログラムに組み込んだ。座学でアクアポニックスの基礎知識を学び、実際に農場実習を行うことで、コース終了後すぐに実践に活かすことができる。
実習は全8回の実施を予定。野菜や魚の管理、資機材のメンテナンス、水質検査等を学ぶ「生産管理」と、小規模のシステムを組み立て、基礎的な設計や施工技術を学ぶ「施工技術」の授業を実施する。また、活用事例として、当社のシステムを導入した企業が運営するアクアポニックス農場の訪問や見学も予定している。
水耕栽培と魚の養殖をかけあわせた、生産性と環境配慮の両立ができる農法「アクアポニックス」
今回のリニューアルでは、新規事業や農福連携の取り組みとしての導入をはじめ、就農や起業のツール、家庭菜園としての活用など、企業から個人まで幅広くアクアポニックスに取り組めるよう、選べる4コースを提供。「ビジネス」「スタンダード」コースは農場実習があり、3か月でアクアポニックスのプロを目指すことができる。将来的にアクアポニックスを実践したい人のために2か月間の「スタディ」コース、自分のペースで受講したい人のための「オンライン」コースも用意した。
2014年に創業した同社は、日本におけるアクアポニックスのパイオニアで12月現在、全国で約30社が同社からアクアポニックスのシステムを導入。2016年6月に開始したアクアポニックス・アカデミーは、合計300人以上が受講しており、卒業生は就農、起業をはじめ、教育機関での活用を行うなど幅広く活躍している。
アクアポニックス・アカデミーの第1期は2023年3月4日〜5月27日までの土曜に開催予定。また、オンライン無料説明会も実施している。
重要な記事
最新の記事
-
第21回イタリア外国人記者協会グルメグループ(Gruppo del Gusto)賞授賞式【イタリア通信】2025年7月19日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「政見放送の中に溢れる排外主義の空恐ろしさ」2025年7月18日
-
【特殊報】クビアカツヤカミキリ 県内で初めて確認 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2025年7月18日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年7月18日
-
『令和の米騒動』とその狙い 一般財団法人食料安全保障推進財団専務理事 久保田治己氏2025年7月18日
-
主食用10万ha増 過去5年で最大に 飼料用米は半減 水田作付意向6月末2025年7月18日
-
全農 備蓄米の出荷済数量84% 7月17日現在2025年7月18日
-
令和6年度JA共済優績LA 総合優績・特別・通算の表彰対象者 JA共済連2025年7月18日
-
「農山漁村」インパクト創出ソリューション選定 マッチング希望の自治体を募集 農水省2025年7月18日
-
(444)農業機械の「スマホ化」が引き起こす懸念【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月18日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲害虫の防ぎ方「育苗箱処理と兼ねて」2025年7月18日
-
最新農機と実演を一堂に 農機展「パワフルアグリフェア」開催 JAグループ栃木2025年7月18日
-
倉敷アイビースクエアとコラボ ビアガーデンで県産夏野菜と桃太郎トマトのフェア JA全農おかやま2025年7月18日
-
「田んぼのがっこう」2025年度おむすびレンジャー茨城町会場を開催 いばらきコープとJA全農いばらき2025年7月18日
-
全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞を目指す 大分県推進協議会が総会 JA全農おおいた2025年7月18日
-
新潟市内の小学校と保育園でスイカの食育出前授業 JA新潟かがやきなど2025年7月18日
-
令和7年度「愛情福島」夏秋青果物販売対策会議を開催 JA全農福島2025年7月18日
-
「国産ももフェア」全農直営飲食店舗で18日から開催 JA全農2025年7月18日
-
果樹営農指導担当者情報交換会を開催 三重県園芸振興協会2025年7月18日