イチゴ自動栽培ソリューション「HarvestX」発表 HarvestX2022年12月21日
植物工場向けの授粉・収穫ロボットを開発するHarvestXは、新型ロボット「XV3」を開発。2023年夏から、イチゴ自動栽培ソリューション「HarvestX」の提供を順次開始する。
ロボット「XV3」の概要
「HarvestX」は、植物工場でのイチゴの生産過程において、「植物の管理」「授粉」「収穫」の自動化を行い、安定生産を実現するソリューション。同社はこれまで、自動授粉・収穫ロボットのプロトタイプ(XV1、XV2)の開発を進めてきたが、従来の実証機より作業効率を高めた新型ロボット「XV3」を開発。イチゴ自動栽培ソリューション「HarvestX」のサービス展開が可能になった。
イチゴ自動栽培ソリューション「HarvestX」は、ロボットとAIによる授粉・モニタリング自動化で、安定生産と生産コスト削減を実現。ハチより授粉精度が27.8%高い自動授粉で、奇形果の発生を軽らし、果実の収穫量を向上する。また、ハチの死骸放置による病害リスクや、作業者のハチ刺されなどの労災リスク防止により、工場内の衛生環境を向上。ロボットで収集したデータをもとにした苗の状態の分析により、正確な収穫日や収穫量が予測できる。
新型ロボット「XV3」
ロボットは、植物工場内を自動で走行する「XV3 Cart」と、データ収集用のセンサーや作業用ロボットアームを搭載した「XV3 Unit」の2つで構成。従来機では、植物工場の棚の段数に合わせて、ロボットを毎回カスタム設計する必要があった。一方、「XV3」はロボット本体の設計を変更することなく、植物工場の棚の段数に合わせて1-5段で自由に高さを選択できるため、短期間で様々な環境下への導入が可能。また、自動化したい作業に合わせたUnitを用意しており、作業に応じて入れ替えることで、より効率的にさまざまな作業のニーズに対応する。
「HarvestX」のデータ収集・自動授粉・自動収穫機能は2023年中に順次提供。将来的には栽培支援機能を追加して、2025年には完全自動化の実現をめざす。
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