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【特殊報】キュウリに「キュウリ黄化病」府内で初めて確認 京都府2024年4月25日

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京都府病害虫防除所は、キュウリに「キュウリ黄化病」を京都府内で初めて確認。これを受けて、4月24日に令和6年度病害虫発生予察特殊報第2号を発令した。

媒介虫のオンシツコナジラミ(写真提供:京都府病害虫防除所)媒介虫のオンシツコナジラミ(写真提供:京都府病害虫防除所)

京都府病害虫防除所によると2023年7月、京都府南部の露地キュウリほ場で、退緑黄化症状を示す株が認められた。京都府生物資源研究センターにおいてRT-PCR法による検定及びRT-PCRの増幅産物の塩基配列解析から、Beet pseudoyellows virus:BPYVの感染を確認した。同病は国内では1977年に埼玉県と群馬県で発生を確認。以後、全国的に発生が確認されている。なお、同試料からCucurbit aphid-borne yellows virus:CABYVの感染も確認している。

同病の病徴は、キュウリ退緑黄化病(病原ウイルスCucurbit chlorotic yellows virus:CCYV)に酷似している。発生初期は、葉に薄い緑色の小斑点を生じ、葉脈を残して葉全体が黄化する。症状が進展すると、葉脈に沿った部分を残して退緑して葉全体が黄化し、葉縁部が下側に巻く症状を呈する。さらに症状が進展すると黄化が進み、草勢が低下して減収となる。

病原は、Crinivirus属のウイルスで、オンシツコナジラミにより媒介される。ウイルスに感染した植物を吸汁したオンシツコナジラミは数日間ウイルス媒介能を保持(半永続伝搬)する。経卵、汁液、種子及び土壌伝染はしないとされている。

同ウイルスは、キュウリ、メロンおよびスイカ等のウリ科、キク科、アブラナ科植物など、広範な植物に感染することが確認されている。

同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

〇発病株は直ちに抜き取り、ポリ袋等に密閉してほ場外に持ち出し適切に処分する。

〇媒介虫であるオンシツコナジラミの防除を徹底する。
①苗に寄生していない事を確認して、ほ場に定植する。
②施設の開口部に0.4ミリ目以下の防虫ネットを展張し、侵入を防ぐ。
③近紫外線カットフィルムを使用する。
④施設では、黄色粘着ロールや粘着板を活用する。
⑤施設内及び周辺の雑草は発生源となるので、徹底して除去する。
⑥周辺に分散させないため、栽培終了後に全株を地際から切断または抜根し、施設を密閉して死滅させる。
⑦薬剤感受性低下を防ぐため、同一グループの薬剤の連用を避ける。

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