『蛾類の飛来を防ぐ超音波防除技術標準作業手順書』公開 農研機構2024年11月25日
農研機構は11月22日、『蛾類の飛来を防ぐ超音波防除技術標準作業手順書』を公開した。
『蛾類の飛来を防ぐ超音波防除技術標準作業手順書』
多くの蛾類は聴覚器官(耳)を持ち、虫を捕食するコウモリに食べられないよう、コウモリの発する超音波から逃げ出す行動習性を持っている。そこで、蛾類が逃げ出す超音波をほ場の周囲に照射することで、ヤガ類が産卵のためにほ場へ飛来することを阻害できる。
近年、農作物への被害が増加傾向にあるヤガ類のハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウを防除対象とした本技術のほ場試験では、産卵数あるいは農作物の被害株数を90%以上抑制し、慣行栽培で施用される殺虫剤の散布回数を最大で約90%削減することができた。
同手順書では、蛾類が逃げ出す「忌避超音波」を広範囲に照射可能な装置の活用方法と留意点を導入事例とともに紹介し、本防除技術の実践までのノウハウを解説する。
以下URLから標準作業手順書のサンプル版(PDF)を参照できる。標準作業手順書全編の利用の際は登録(無料)またはログインが必要。
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