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強力なベゴモウイルス抵抗性示すトウガラシ 世界で初めて作出に成功 近畿大2025年6月9日

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近畿大学大学院農学研究科(奈良県奈良市)農業生産科学専攻准教授の小枝壮太氏、同博士前期課程2年(執筆当時)小野内美佳氏、同博士前期課程2年(執筆当時)森菜美子氏、同博士後期課程3年 ナディア シャフィラ ポハンら氏の研究グループは、世界中で農作物に被害をもたらしているベゴモウイルスに対して、これまでにない強力な抵抗性を示すトウガラシの作出に世界で初めて成功した。

ベゴモウイルスには445の種類があり、トウガラシ、トマト、キュウリ、メロン、カボチャ、ズッキーニ、オクラ、マメ類など多くの農産物がこのウイルスに感染すると果実をほとんど収穫できなくなるため、農業生産において世界的な脅威となっている。

研究グループは先行研究において、アジア在来のベゴモウイルスを用いて、トウガラシへの効率的なウイルス接種法を確立した。この手法を活用することで、世界で唯一トウガラシにおけるベゴモウイルス抵抗性遺伝子の特定に成功し、それらの遺伝子をpepy-1およびPepy-2と名付けた。

これまでの研究では、1種類のベゴモウイルスが感染した状況を実験室で再現して抵抗性を評価していたが、同研究では2種類のベゴモウイルスが混合感染した場合でも抵抗性を示すかを検証した。

ベゴモウイルスが混合感染した5個体

研究グループはpepy-1およびPepy-2の両遺伝子を持つトウガラシを実験的に育種し、世界的にも病原性が強いことが報告されている2種類のベゴモウイルスを混合感染させた場合の抵抗性を確認。その結果、2つの遺伝子はベゴモウイルスに対して非常に強い抵抗性を示すことで発症を抑制し、さらにウイルスDNAの蓄積も強く抑制していることが確認できた。

同研究成果を用いて今後トウガラシの品種改良に取り組むことで、ベゴモウイルスによる被害を大幅に軽減できると期待される。

同研究に関する論文は6月2日、アメリカ植物病理学会が発行する国際学術誌『Plant Disease』にオンラインで掲載された。

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