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【特殊報】カーネーションべと病 県内で初めて確認 長野県2025年7月24日

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長野県農業試験場は、カーネーション栽培ほ場でにカーネーションべと病を県内で初めて確認。これを受けて、6月4日に令和7年度病害虫発生予察特殊報第1号を発表した。

長野県農業試験場によると、4月に東信地域のカーネーション栽培ほ場で、葉に輪郭が不明瞭な黄斑が発生し、生育不良となる障害が発生した。症状や病原体の特徴から、べと病が疑われたため、名古屋植物防疫所に同定を依頼したところ、Peronospora dianthicola Bartheletによる病害であることが確認された。

同病は海外では、中国、イスラエル、トルコ、ギリシャ、イタリア、ポーランド、イギリス、デンマーク、フランス、スウェーデン、スイス、アメリカ、コロンビアからの報告がある(2022年11月現在)。

日本では、2011年に北海道で発生が確認されており、長野県での発生の確認は初めて。

図1:罹病葉の黄斑(提供:長野県農業試験場)図1:罹病葉の黄斑(提供:長野県農業試験場)

罹病株は、葉に輪郭が不明瞭な黄斑が生じ(図1)、生育不良となる。多湿環境下では、病斑上に白色~灰褐色の霜状のカビを生じる。また、病葉内には黄褐色の卵胞子を形成する(図2)。卵胞子は土中で越冬し、第一次伝染源となる。

図2:病葉組織内に形成された卵胞子(提供:長野県野菜花き試験場)図2:病葉組織内に形成された卵胞子(提供:長野県野菜花き試験場)

生育初期から罹病した株は、節間が詰まり、草丈が伸びず、健全株と比較して著しく生育が悪くなる(図3)。

図3:罹病し著しく生育不良となった株(提供:長野県農業試験場)図3:罹病し著しく生育不良となった株(提供:長野県農業試験場)

同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。

(1)無病苗を用いる。海外では同病が広く分布しているため、輸入苗を使用する際は注意する。

(2)発病株は抜き取り、ほ場外に搬出して、焼却するなど、適切に処分する。

(3)同病に対して登録のある薬剤があるので散布する(表参照)。農薬を使用する際は、必ず農薬ラベルの記載事項を確認し使用する。

表:カーネーションべと病に対する登録農薬(6月1日現在)表:カーネーションべと病に対する登録農薬(6月1日現在)

〇その他
同病が疑われる症状を見つけた場合は、農業試験場病害虫防除部または最寄りの地域農業農村支援センターに連絡を。

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