シリーズBで総額1億円を調達 新たな流通インフラ「ジャスタウェイ」の開発を加速 テラスマイル2025年9月18日
営農データを活用して農業経営を見える化・最適化するアグリテック企業 のテラスマイルは8月、シリーズBラウンドで総額1億円の資金調達を実施した。同ラウンドには、三菱UFJキャピタルや、なんぎんキャピタルなど投資機関が参加。調達した資金は、テラスマイルが支援するスマート農業による生産データを流通領域まで展開し、新たな農産物の流通インフラ「ジャスタウェイ」の開発と普及に向けて活用される。

テラスマイルは2014年の創業時から、勘と経験に頼らざるを得なかった従来の農法に対し、各種データを可視化・分析することで、気候変動下でも安定した収量と品質を確保できる最適な栽培計画の立案を支援する「RightARM」の開発と導入支援を実施。これにより、気候や土壌・環境の異なる全国各地での多品種多品目の生産管理の支援を実現してきた。
同社は、前回の資金調達ラウンドで食品宅配のオイシックスやセブン-イレブンなどを運営する企業が参加するCVCファンド(コーポレートベンチャーキャピタルファンド)『Future Food Fund』から出資を受け、出資企業とともに、生産から消費までの全データを活用して、フードロスの削減や効率化を目指す「データベース・ファーミング」の取り組みを進めている。
今回の資金調達では、「儲かる農業経営」に向け流通にまで領域を広げ、流通インフラとしての仕組み「ジャスタウェイ」の構築を目指す。これにより、農業者は生産計画を立てる際、単価・売り先・数量を事前に計画することが可能になる。また、小売業者や食品工場など需要者は、商品を安定的に購入することや、農家へ必要な商品や価格をリクエストできる。この仕組みを通して双方を繋ぐことで情報の非対称性を解消し、適正な流通を実現することができる。
テラスマイルは、営農データを活用した経営管理クラウド「RightARM」で、農業者が勘や経験に頼らず経営判断できる仕組みを全国で提供。多様な作物・地域で培った知見を強みとし、生産から流通までを一貫して支える新たな基盤として「ジャスタウェイ」を開発している。
「ジャスタウェイ」は、収穫量予測や品質担保、栽培データの共有、マッチング機能などにより、農業者と需要者が"見える情報"のもと、安定した直接取引を実現。今回のシリーズB調達を機に、「ジャスタウェイ」の本格実装と普及に取り組み、農業者の生産計画や需要者の調達の不安を同時に解消。米をはじめとする農産物流通の持続的な安定化を目指す。今後は幅広い農作物への展開を視野に入れているが、今期はまず「米」の流通にフォーカスする。
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