日本の稲作を支えるデジタル技術を大阪・関西万博で紹介 BASFジャパン2025年9月19日
BASFジャパンは8月31日、大阪・関西万博のドイツパビリオンで同社の先進的な農業技術を紹介し、参加型クイズや試食を通じて来場者と交流した。
クイズや動画で技術を紹介
ドイツに本社を置くBASFが展開する「xarvio Digital Farming Solutions(ザルビオ デジタル ファーミング ソリューションズ)」の技術が、農業の効率化や持続可能性の向上に果たす役割を紹介した。幅広い年代の一般来場者を対象に企画され、クイズや動画を取り入れることで、わかりやすく参加型で楽しめる内容となった。
BASFジャパンは、日本の農業が直面している主な課題として、高齢化する農業人口やコメ生産者の減少、負荷の高いコメ栽培作業を挙げた。そのうえで、1人あたりの耕作面積が拡大し続けるなか、農作業の効率化と最適化を実現するうえでデジタル技術の重要性が高まっていることを強調した。
来場者におにぎりを振る舞う
プレゼンテーション終了後には、節水型乾田直は栽培で育てられたコメを使用したおにぎりが会場で振る舞われ、来場者はその味や品質を直接体験した。
BASFジャパンの富士宗一郎アグロソリューション事業部事業部長は「BASFの農業への取り組みを紹介し、来場者に農業や水の使用量を減らす革新的な栽培方法で生産されたコメに関心を寄せていただいた。今後もイノベーションを通じて農業者を支援し、持続可能な農業の推進に貢献していく」と述べた。
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