民間企業オリジナルのF1イチゴ 国内・海外で展開開始 ミヨシグループ2021年1月18日
総合種苗メーカーの(株)ミヨシグループは、民間企業では日本初となるオリジナルのF1種子イチゴを開発、海外での展開を開始。随時、海外パートナー企業を拡充し、2月から種子の供給を一部開始する。国内では、自社オリジナル品種に加え、三重県との共同開発品種と合わせた2品種を、営利栽培向け、小売り向けに展開。1月15日から生産者への2021年秋納品試作苗の予約受付を始めた。

F1種子イチゴは種子系品種のため、親株管理が不要で、これまで6か月以上かかった育苗期間を播種から約3か月に短縮でき、病害虫のリスクも低減する。生産者の負担の軽減とコストダウン、環境負荷の低減などが見込める。さらに、海外市場では、糖度の高いイチゴの流通が少なく、日本品種特有の甘くておいしいイチゴの流通が容易になることで活性化が期待される。
ミヨシグループは、1949年4月1日創立。「世界のすみずみに1粒のタネから生まれる新しい"きれい""おいしい"を届ける」ことをビジョンに掲げ、切り花・鉢物・花壇・野菜の品種の開発・生産を国内外で展開している。傘下に(株)ミヨシ、(株)エム・アンド・ビー・フローラ、三好アグリテック(株)がある。
ミヨシオリジナルの「19FAG-2」
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