「みどりの食料システム法に基づく基盤確立事業」実施計画認定を取得 アイアグリ2024年4月18日
アイアグリ(茨城県土浦市)は3月29日、農林水産省が推進する、みどりの食料システム法に定める「環境負荷の低減に取り組む農林業漁業者に役立つ技術の提供を行う」事業者に認定された。
みどりの食料システム戦略を受け、国内資源を活用した肥料の普及・推進に力を入れる同社は、小売店ならではの強みを活かし、複数メーカーと連携して肥料の開発や圃場で有効性を確認。北関東の直営店中心に生産者向けに販売を開始した。今後は国内肥料の全国的な普及を目指し、基盤確立事業を活用して①販売体制の強化、②販売促進の推進、③供給体制の強化の3項目について取組を進める。
認定対象資材となる「トライアタック」は、これまで活用しきれていなかった牛ふん堆肥と化成肥料から成る指定混合肥料。土づくり効果が高い一方で、水分調節が難しい牛ふんの化成肥料と混合できるため、広域流通や、堆肥+化成による散布労力の低減が可能。堆肥効果でリン酸の吸収が高まる特性を活かし、PK成分を抑えることで化成肥料の低減と低コスト化を実現する。
また、2024年度にテスト販売を予定している「ミックス堆肥」は、植物由来の堆肥と鶏ふん堆肥を混合したもの。堆肥の原料として食品残渣を活用することで、鶏糞堆肥の連用によって生じる土壌の物理性の課題を解決できる。また、海藻エキスを加えてミネラル等を添加し、有効微生物を加えるなど付加価値の向上する。茨城県内の野菜カット工場で発生した廃棄されるキャベツの外葉や芯、ナスのヘタ等の食品残渣を活用した植物性の堆肥を混合することで、土壌の物理性改善も考慮。国内資源の活用、循環型の取組の構築、拡大を図る。
重要な記事
最新の記事
-
主食用多収品種の「にじのきらめき」が人気になる理由【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月30日
-
令和6年春の叙勲 5人が受章(農水省関係)2024年4月29日
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日