ホクレンと共同でカーボンクレジット発行を完了 TOWING2024年10月2日
TOWINGは10月1日、ホクレンと共同で、JAグループが北海道エリアで農地導入したバイオ炭に由来するカーボンクレジットの発行を完了したことを発表した。
TOWINGは農林水産省が制定した「みどりの食料システム法」に対応するため、減化学肥料・農業分野の脱炭素を実現する土壌改良資材である高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」の開発販売と、バイオ炭由来のカーボンクレジットの創出・販売している。
ホクレンは、持続可能な北海道農業へ貢献するとともに、未来を担う子どもたちが健やかに成長できる社会環境を目指し、2022年からJ-クレジット制度におけるバイオ炭農地施用に基づくJ-クレジット認証に向けて取り組んでいる。
TOWINGは、ホクレンがJAきたみらいと15年間にわたって取り組むホクレンオリジナルブランドの玉ねぎ「環(めぐる)」と「真白」の生産圃場へバイオ炭を施用したデータの提供を受け、バイオ炭の農地施用におけるJ-クレジットを発行。今回、JAきたみらい玉ねぎ生産圃場43.4ヘクタールにCO2換算で27トン分のバイオ炭を2023年に施用した実績をもとに、TOWINGがJ-クレジット制度に申請し、認証を受けた。
この取り組みは、玉ねぎの生産過程で発生する温室効果ガスについて、バイオ炭の農地施用による効果をJ-クレジット化し、玉ねぎにインセットすることに相当。今回、TOWINGが発行したJ-クレジットについて、ホクレンが「環」玉ねぎ、「真白」玉ねぎの販売と合わせて同J-クレジットの販売を予定している。同取り組みは、作物へのカーボンインセッティングにもつながる。
また、今回の取り組みは通常のバイオ炭の農地に施用した実績を利用しているが、今後、TOWINGが北海道で試験中の高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」の農地への施用、普及も目指す。
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