ナス、サトイモが高値 7月後半には平年並に2014年7月3日
農水省は6月27日、向こう1カ月の主要野菜の生育状況、価格見通しの調査結果を公表した。
生育状況は、根菜類、葉茎菜類、果菜類、土物類ともおおむね順調。
果菜類ではナス、土物類ではサトイモが、前月に引き続き価格が高い傾向にあるが、いずれも7月後半には平年並みに落ち着く見込みだ。
品目別で特徴的なものは次の通り。
▽ハクサイ、レタス
この時期の主産地は長野で、ハクサイ、レタスとも入荷全体の9割弱を占める。6月以降、降雨や夜温の低下などがあったが、その後の気温上昇があり出荷数量、価格とも平年並みの見込み。
▽ホウレンソウ
群馬県で2月の大雪によるハウス倒壊などの被害があったが、そうした被害の少なかった他産地へ主産地が切り替わるため、出荷数量・価格とも平年並みの見込み。
▽キュウリ
2月の大雪被害でハウスの倒壊などがあった群馬、埼玉の出荷が終盤となり、東北の露地ものに移るため、出荷数量・価格とも平年並みの見込み。
▽ナス
群馬で2月の大雪被害の影響から出荷が少なくなっているため7月前半は価格が平年より高い見込み。ただし、後半は露地栽培の出荷が中心となるため、出荷量・価格とも平年並みに落ち着く見込み。
▽サトイモ
昨年12?3月の低温、乾燥などの影響で小玉傾向なため、出荷量が平年を下回り、価格は平年を上回っている。6月の価格は、平年比1.2?1.7倍ほどの高値で推移していた。ただし、7月後半は産地が切り替わるため、出荷量・価格とも平年並みに落ち着く見込み。
(関連記事)
・北海道産タマネギ1000ha減 冬春野菜の需給(2014.06.12)
・国内最大級の植物工場稼働 千葉・柏の葉に(2014.06.09)
・自立・安定経営へ懸命 農業法人実態調査(2014.06.09)
・(85)「和食」の現実から食料政策を考える(2014.06.06)
・【シリーズ・薬草産業の将来展望】農商工連携で「薬都富山」を復活(2014.06.05)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日