野菜「週1回以下」が1割以上 JC総研が調査2014年12月1日
JC総研は11月27日、「野菜・果物の消費行動に関する調査結果?2014年調査?」を発表した。トータルでは、野菜の摂取頻度が減少している結果となった。
野菜を毎日(ほぼ毎食・毎日)食べると答えた人は62.0%(前回64.7%)と前回調査に引き続き減少し、野菜を「週に1日未満/食べない」と答えた人は12.8%(同8.6%)と前回よりも増え、1割を超えた。
属性別に見ても、野菜を毎日食べる人は、単身女性を除き、前回、今回ともに減少した。前々回(2012年)調査と比較すると、全属性とも5ポイント以上の減少となった。
野菜を「週1日未満/食べない」と答えた単身男性は年々増加し、25.3%(同22.0%)と4人に1人となった。単身層を中心にして、恒常的な野菜の摂取不足が懸念される。
今回の調査では、サラダ用など「カット野菜の利用頻度」を初めて調査した。それによると、カット野菜の利用頻度はトータルでは「週に1日以上」が24.1%、「週に1日未満」が29.6%、「全く食べない」が46.3%だった。年齢層別では若年層ほど多く、20代以下では「週に1日以上」が3割を超えている。また、70代以上では、「ほぼ毎日」がサラダ用7.0%、料理用6.2%と、若年層とほぼ変わらない結果となった。高年齢層でもカット野菜を重宝していることがわかった。
(関連記事)
・労働法務の相談減る JC総研26年度上半期(2014.10.29)
・米の購入、「ネット・通販」が大幅増(2014.06.30)
・精肉の国産志向が顕著に JC総研調査(2014.04.09)
・単身・若年層で野菜消費減る 価格高騰が影響(2013.12.09)
・お米、若い層でも「品質重視」 JC総研調査(2013.07.09)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(164)-食料・農業・農村基本計画(6)-2025年10月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(81)【防除学習帖】第320回2025年10月18日
-
農薬の正しい使い方(54)【今さら聞けない営農情報】第320回2025年10月18日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第114回2025年10月18日
-
【注意報】カンキツ類に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(1)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(2)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(3)2025年10月17日
-
25年度上期販売乳量 生産1.3%増も、受託戸数9500割れ2025年10月17日
-
(457)「人間は『入力する』葦か?」という教育現場からの問い【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月17日
-
みのりカフェ 元気市広島店「季節野菜のグリーンスムージー」特別価格で提供 JA全農2025年10月17日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」群馬県太田市で25日に開催2025年10月17日
-
【地域を診る】統計調査はどこまで地域の姿を明らかにできるのか 国勢調査と農林業センサス 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年10月17日
-
岐阜の飛騨牛や柿・栗など「飛騨・美濃うまいもん広場」で販売 JAタウン2025年10月17日
-
JA佐渡と連携したツアー「おけさ柿 収穫体験プラン」発売 佐渡汽船2025年10月17日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」 クイズキャンペーン開始 JAグループ2025年10月17日
-
大阪・関西万博からGREEN×EXPO 2027へバトンタッチ 「次の万博は、横浜で」 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月17日
-
農薬出荷数量は0.5%増、農薬出荷金額は3.5%増 2025年農薬年度8月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年10月17日
-
鳥取県で一緒に農業をしよう!「第3回とっとり農業人フェア」開催2025年10月17日
-
ふるさと納税でこどもたちに食・体験を届ける「こどもふるさと便」 IMPACT STARTUP SUMMIT 2025で紹介 ネッスー2025年10月17日