野菜の生育状況と価格見通し 生育は軒並みほぼ回復傾向へ2018年3月30日
農林水産省はこのほど、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の生育状況と価格見通し(平成30年4月)について、主産地などから聞き取りを行い、その結果を公表した。
ここ数年、天候不順により野菜の価格変動が大きくなっている中で、野菜の生育状況や価格の見通しを情報発信するため、同省では平成23年から主産地や卸売会社、中間事業者などから聞き取りを行いっている。なお、聞き取りを行った14品目の野菜の生育状況は同市場外で流通するものについても「同様の傾向」としている。
それによると、ダイコンなどの根菜類は、11月中旬以降の低温で生育が低下し、平年よりも小ぶりとなったものの、3月上旬以降の気温の上昇で生育は回復傾向にあるとした。ニンジンの生育は平年並み。
ハクサイやキャベツなどの葉茎菜類では、ハクサイ、ホウレンソウ、ネギの生育は平年並み。キャベツは11月中旬以降の低温で生育が低下、小玉傾向となったものの、3月上旬以降の気温上昇で回復傾向にある。レタスは同じく低温で生育が低下したが、3月上旬以降の気温の上昇に伴い、生育は回復傾向。
キュウリやナスなどの果菜類の生育は平年並み。
また、バレイショやサトイモ、タマネギなどの土物類では、バレイショは11月から2月にかけて天候が良好に推移したため大玉傾向。サトイモはすでに収穫が終了、貯蔵ものの出荷期間。タマネギの生育は平年並み。
今後の生育、出荷と価格の見通しは次の表の通り。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































