かぼちゃ新品種「栗のめぐみ2号」朝日アグリアと共同で育成 農研機構2025年7月21日
農研機構は朝日アグリアと共同でかぼちゃ新品種「栗のめぐみ2号」を育成した。国産かぼちゃの需要が高い秋から冬季の端境期に出荷でき、良食味のかぼちゃ品種として普及が期待される。
日本で現在栽培されている主要なかぼちゃ品種は、つる性でほ場一面につるを伸ばす。果実は長く伸びたつるの途中につくため、株によって着果位置がバラバラに。そのため、収穫時には果実を見つける作業に時間を要し、生産者の大きな負担になっており、特に本州で秋季に定植し端境期の出荷が可能な抑制作型ではその傾向が顕著となる。この作業負担軽減のため、抑制作型でも果実の着果位置が揃い、かつ収量が高い品種の育成が求められてきた。
これまでに農研機構は朝日アグリアと共同で着果位置の揃う短節間性品種「豊朝交1号」(商品名:栗のめぐみ1号)を育成。新品種「栗のめぐみ2号」はこれまでの品種に比べ、抑制作型でも安定した短節間性と株元着果性で着果位置が揃い、なおかつ良食味の品種となる。
生産現場での整枝作業や収穫作業時の労力軽減のメリットに加え、幅広い地域・作型で安定した着果が確認されたため、国産かぼちゃの安定供給に寄与する。「栗のめぐみ2号」の栽培用種子は、朝日アグリアから12月下旬に販売を予定。
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