【花ちゃん・消費者の目】ミス防ぐ知恵2018年7月9日
ミスは誰も望んではいませんが、簡単にミスするのが人間です。機械の操作や作業が難しすぎることによるミス、覚えることが多すぎてミスしてしまうパターン、慣れてきた頃にミスをやらかすのは世の常ですし、不注意によるミスは枚挙にいとまがありません。ミスするまいと緊張しすぎると逆にミスします。格好つけようとしてミスすると失笑を買ってしまいます。
◇ ◇
では、ミスを防ぐにはどうしたらよいのでしょう。誰しも頭の中にもう一人の自分が住んでいて、自分自身を見つめているのだそうです。囲碁の格言に「岡目八目」というのがありますが、客観的に見ていると着手の善し悪しが良く見えるものです。ミスするかどうかを予測でき、ミスに気づくことができ、ミスしないように自分をコントロールする能力をメタ認知力といいますが、その力が強ければ強いほど、ミスを防ぐ力が高いと言えます。
◇ ◇
運動会のリレーで子供に良いところを見せようとしたお父さんたちが転ぶのは、このメタ認知能力の欠如によるところです。昔はもっと速く走れたのに、気持ちに足がついてこないで悔しい思いをした経験は、誰にもあると思います。逆に、慎重なお年寄りは無理をせず、例えば階段を降りる際も手すりを使ってゆっくり下りるので、めったに転んだりしません。
◇ ◇
他にもミスを防ぐ知恵はたくさんあります。私の亡くなった父からは、時計の針を5分進めておくように言われたものです。時間に余裕をもって行動することで、心に余裕が生まれ、ミスの防止につながります。逆に、遅れる方がミスをするよりましだと気持ちを切り替えるのも悪くないでしょう。アナログかもしれませんが、ミスを防ぐ先人たちの知恵を忘れたくないものです。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ピーマンにアザミウマ類 県内全域で多発のおそれ 大分県2025年7月10日
-
【注意報】トマト、ミニトマトに「トマトキバガ」県内全域で多発のおそれ 大分県2025年7月10日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2025年7月10日
-
【特殊報】メロンにCABYV 県内で初めて確認 茨城県2025年7月10日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】コメ増産こそが自給率を向上させる~輸入小麦をコメで代替すれば49%2025年7月10日
-
【第46回農協人文化賞】地道な努力 必ず成果 経済事業部門・愛知県経済連会長 平野和実氏2025年7月10日
-
【第46回農協人文化賞】全ては組合員のため 経済事業部門・宮崎県農協副組合長 平島善範氏2025年7月10日
-
ジネンジョとナガイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第348回2025年7月10日
-
【2025国際協同組合年】SDGsと協同組合 連続シンポジウム第4回2025年7月10日
-
備蓄米 コンビニの7割で販売を確認 7月9日時点 農水省調査2025年7月10日
-
【人事異動】農水省(7月11日付)2025年7月10日
-
水稲の斑点米カメムシ類 多発に注意 令和7年度病害虫発生予報第4号 農水省2025年7月10日
-
【JA人事】JA加賀(石川県)新組合長に道田肇氏(6月21日)2025年7月10日
-
【JA人事】JA新みやぎ(宮城)新組合長に小野寺克己氏(6月27日)2025年7月10日
-
「田んぼの生きもの調査」神奈川県伊勢原市で開催 JA全農2025年7月10日
-
「米流通に関するファクトブック」公開 米の生産・流通など解説 JA全農2025年7月10日
-
「おかやま和牛肉」一頭買い「和牛焼肉 岡山そだち」ディナーメニューをリニューアル JA全農2025年7月10日
-
本日10日は魚の日「呼子のお刺身いか」など150商品を特別価格で販売 JAタウン2025年7月10日
-
転炉スラグ肥料がイネの発芽・発根・出芽を促進 農研機構2025年7月10日
-
適用拡大情報 殺菌剤「日曹ムッシュボルドーDF」 日本曹達2025年7月10日