出生率低下が心配【消費者の目・花ちゃん】2024年5月18日
娘夫婦がそろって市民劇団のミュージカルに参加するので、練習の間は孫たちの面倒を看ています。朝10時に練習会場に迎えに行き、8時間近く預かるのですが、4歳半と3歳の兄弟は言うことを聞かない。おもちゃの取り合いで喧嘩しては、泣きわめく。二人で折り合いをつけられるようになるにはもう少し時間がかかるでしょうから、こちらの忍耐力が持つかどうか不安です。
娘夫婦の練習が終わり、孫たちを引き渡すと正直ホッとします。と同時に、すっかり肝っ玉母さんのような貫禄がついた娘と甘える孫たちの姿を見ていると、わが娘ながら頼もしく思えるのです。幼少期の子どもは、親の事情など全くお構いなしに要求します。親は子どもを育てながら自分自身も親として育っていくものですね。
日常的に子供と接する機会に恵まれているとあまり実感がないのですが、出生数の減少に歯止めがかかりません。2023年に生まれた子どもの数は、75万8631人で、過去最少だったそうです。国立社会保障・人口問題研究所は、2020年の国勢調査の結果をもとに、出生数が76万人を割るのは2035年と予測していましたが、12年早く76万人を割ってしまったことになります。
このままでは、2050年には日本の人口が1億400万人どころか1億人を割ってしまうでしょう。人口が減少するということは、国内の市場規模が小さくなるということです。全体の4割にあたる744の自治体で、2050年までに20代から30代の女性が半減し、最終的には消滅する可能性があるという分析も公表されています。出生率の低下は、自治体のみならず、国の存亡にかかわる大問題です。出生率減少の本当の理由の解明が急務です。 (花ちゃん)
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