【新組合長に聞く】JA埼玉ひびきの(埼玉県)五十嵐組合長「JA主導で堆肥活用 農家収入増へ販売強化」2023年6月27日
今年新たに就任したJAの組合長に、直面する課題や今後の抱負について聞く「新組合長に聞く」。6月14日に選任されたJA埼玉ひびきの(埼玉県)の五十嵐雅樹組合長に聞いた。
JA埼玉ひびきの
五十嵐雅樹組合長
大消費地に近い埼玉県本庄市など4市町を区域とするJA埼玉ひびきの。五十嵐組合長は直面する課題について、「生産資材の価格が高騰する中、野菜や畜産などの販売価格は低迷しており、大変厳しい。農家収入の底上げに力を入れたい」と語る。
こうした中、各地域が抱える課題に1つ1つ向き合いながら販売事業に力を入れたいと語り、「大消費地に近い利点も生かしてキュウリやブロッコリー、ネギなどメーンとなる野菜を中心に販売方法を模索し、農家の手取り収入の増加を目指したい」と強調。また、肥料価格高騰対策にもつながる取り組みとして、「畜産も盛んな地域であり堆肥活用にも積極的に取り組みたい。これまで業者や農家任せになってきた面もあるが、JA主導でしっかり進めたい」と抱負を語った。
さらに全国各地のJAと同様、後継者不足も課題となる中、5店舗ある直売所事業と新規就農者育成をリンクさせる取り組みにも意欲を示し、「ゆくゆくは農協への出荷をお願いしたいが、まずは直売所を入口として新規就農者を育成することを目指していきたい」と語った。
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