【JA全農の若手研究者】疾病検査と農場生産成績の分析にもとづく衛生指導 2026年3月26日
JA全農は全国4研究拠点で現場課題を起点としたテーマを設定し、革新的な技術の創出に挑戦している。3月19日、東京・大手町のJAビルで、その中から若手研究者4人が研究発表を行った。3人目は、畜産生産部家畜衛生研究所クリニック九州分室の長濱明氏が「疾病検査と農場生産成績の分析にもとづく衛生指導について(豚インフルエンザ対策への活用事例)」を発表した。

豚の病気は廃業にもつながるため予防衛生が重要になります。家畜衛生研究所では、衛生検査と農場衛生指導を組み合わせセットで提供することで、農場の生産成績向上、農家の収益改善・経営安定に取り組んでいます。
家畜衛生研究所の業務
検査センターには約40万件の検査データが蓄積されています。これまでは病気の流行状況を調べるために活用されていました。今後は生産管理のデータと組み合わせることで「病気が生産性に与える隠れた影響」を数値化していきたいと考えています。
クリニックデータ(ビッグデータ)の活用
今回、調査対象としたのが豚インフルエンザです。死亡率がなかなか下がらず苦労していた農場で、豚インフルエンザを対策したら回復したことがあり、その経験が調査のきっかけでした。
25の農場で調査したところ、豚インフルエンザは目立った症状がなくても生産性を悪化させていました。繁殖豚に感染すると繁殖成績が悪化し、感染している農場ほど死亡事故率は高くなります。年間損失額を試算すると1母豚当たり5225円となり、100頭規模の中小農家でも年50万円の損失になります。

今回得られた知見をモデルに、全農の組織力、大規模データの活用力を組み合わせ、農家の生産性向上、衛生指導もより高度化していきたいと思います。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ウメ、モモなどに果樹カメムシ類県内全域で多発のおそれ 佐賀県2026年3月26日 -
【JA全農の若手研究者】疾病検査と農場生産成績の分析にもとづく衛生指導2026年3月26日 -
【JA全農の若手研究者】ゲノミック評価を用いた黒毛和種の遺伝的改良2026年3月26日 -
【サステナ防除のすすめ】IPM防除の実践(雑草編)基本は"根こそぎ"(1)特殊報は要警戒2026年3月26日 -
【サステナ防除のすすめ】IPM防除の実践(雑草編)基本は"根こそぎ"(2)雑草の耕種的防除2026年3月26日 -
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】農家のコスト割れ補填をせず、フードテックを推進する「整合性」2026年3月26日 -
JA超えた産地づくりも 共同利用施設の再編集約・合理化シンポジウム2026年3月26日 -
長引く米の「買い控え」 1人当たり米消費の前年割れ12ヵ月に 米穀機構2月調査2026年3月26日 -
宮城県で鳥インフルエンザ 国内23例目2026年3月26日 -
苦くて甘かったアケビの若葉・新芽【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第382回2026年3月26日 -
全農と日ハム 畜産・加工食品用段ボールの100%リサイクルめざし新事業2026年3月26日 -
エシカルラム酒「てんさいラム」限定300本 25日発売 JAグループ北海道2026年3月26日 -
R&I格付で「A+」更新 JA愛知信連2026年3月26日 -
【牛乳スマイルPJ】消費拡大「ヨコ展開」 Jミルクが7優良事例表彰2026年3月26日 -
よこはま動物園ズーラシアに「GREEN×EXPO 2027」公式ストア 4月2日にオープン2026年3月26日 -
熊本県阿蘇郡における蓄電所事業へ参画 JA三井リース2026年3月26日 -
しゃりしゃりジューシー「ホームランバー いちご&メロン」新発売 協同乳業2026年3月26日 -
地域インフラ・地域経済活性化促進へ 静岡県磐田市と事業連携協定を締結 タイミー2026年3月26日 -
生鮮野菜の機能性表示食品「スルフォラファンブロッコリー」新発売 カゴメ2026年3月26日 -
かつおと昆布の旨み「タネビッツ 関西だし」新発売 亀田製菓2026年3月26日


































