農中森力(もりぢから)基金を設立2014年5月13日
農林中央金庫は、荒廃した民有林の再生や森林の多面的機能の持続的な発揮を目的に「公益信託 農林中金森林再生基金(通称:農中森力(もりぢから)基金)を設立した。期間は5年、総額10億円規模。
農林中金は、創立80周年を記念して「公益信託農林中金80周年森林再生基金(FRONT80)」を設立し、荒廃した民有林の再生に取組む森林組合などの組織が行う事業に助成を行ってきたが、これが終了したため、その後継の基金として、この「農中森力基金」を設立した。
この基金では、森林施業の今日的課題の一つである「施業集約化」や「搬出間伐等」の取組みをさらに加速化させるために、荒廃林の再生事業のなかでも、とくに地域の模範になり高い波及効果が見込まれる事業や先進性のある事業を重点的に助成し、地域の中核を担う林業事業体(非営利の法人)の事業実施態勢の整備をサポートしていくことにしている。
年間助成額は2億円、助成期間は5年(信託財産は10億円程度)。1件当たり助成金の限度額は3000万円。
募集の詳細は、募集要項が決定後、改めて公表されるが、5月下旬の予定だ。6月から7月中に募集し、27年2月に助成先を決定し、同年4月に助成事業を開始する予定だという。
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