被災地福島へ初の6次化ファンド 農林中金等2015年3月3日
農林中金およびJA共済連は、JAグループをはじめとする系統団体と農林漁業成長産業化支援機構と共に設立した6次化ファンドを通じて、9件目の投資を決定したが、これは初の東日本大震災被災地福島県の案件だ。なお、農林中金は、併せて東日本大震災の農林水産業復興支援「復興支援プログラム」に基づく東北農林水産業応援ローンの融資を決定している。
ファンドからの出資を受けるのは、野菜苗の生産・販売を行うベルグアース(株)とJA全農が共同出資する6次産業化事業体「ベルグ福島株式会社」で、今回は、6次化ファンドから1億2500万円の資本と、東北農林水産業応援ローン2億円の借入金を調達する。
ベルグ福島(株)は、閉鎖型育苗施設や育苗用大型ハウスなどを建設し、ワクチン接種・接ぎ木技術を用いて、連作障害・病害虫対策効果のある野菜苗を生産し、野菜農家に供給する。
また、福島県を拠点に東日本に野菜苗を供給することで、野菜生産農家の生産性や所得向上に貢献する。さらに福島県川俣町で野菜苗を生産し、圏内に約100名の雇用創出を計画するなど、被災地の復興支援および地域活性化を図っていく。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(173)食料・農業・農村基本計画(15)目標等の設定の考え方2025年12月20日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(90)クロロニトリル【防除学習帖】第329回2025年12月20日 -
農薬の正しい使い方(63)除草剤の生理的選択性【今さら聞けない営農情報】第329回2025年12月20日 -
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日


































