担い手農業者向け融資が伸長 日本公庫2015年5月12日
日本公庫(日本政策金融公庫)農林水産事業は平成26年度の融資実績をまとめた。
26年度の融資実績の全体額は、前年度から351億円増の3669億円となり、平成20年10月の日本公庫発足以来、最高となった。
業種別では、農業が前年度より333億円増の2636億円(前年度比114.5%)、林業が同9億円増の264億円(同103.8%)、漁業が同35億円増の173億円(同125.5%)、食品産業は同27億円減少の595億円(同95.6%)となっている。
農業に対する融資実績のうち農業者向け資金は、「人・農地プラン」の中心経営に位置付けられた地域農業の担い手の経営発展など、農業の成長産業化に対する融資を積極的に行い、融資実績は前年度から241億円増の2169億円となった。
営農類型別にみると、耕種は全体の約3分の1となっている。そのなかでは野菜が271億円ともっとも多く、次いで稲作が223億円となっている。畜産は全体の約3分の2を占めており、肉用牛がもっとも多く513億円、次いで酪農が314億円、採卵鶏が226億円となっている。
26年度から取扱いを開始した新規就農者向けの青年等就農資金の融資実績は、284先・27億円で、沖縄県を除くすべての都道府県において融資をおこなっている。
(関連記事)
・姫路信金とCDS基本契約 日本公庫 (2015.05.11)
・スーパーW資金を拡充 日本公庫 (2015.04.14)
・融資制度を拡大 日本政策金融公庫 (2015.04.10)
・豊橋商工信用組合と契約 日本政策金融公庫のCDS (2015.04.02)
・食品産業の景況感は足踏み 日本公庫調査 (2015.03.18)
重要な記事
最新の記事
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日