融資制度を拡大 日本政策金融公庫2015年4月10日
日本政策金融公庫は平成27年度予算成立に伴い、中小企業・小規模事業者や農林漁業者などへの支援を強化するため、融資制度を拡充し、4月10日から取り扱いを始めた。
主な拡充内容は次の通り。
(1)小規模事業者経営発達支援資金の創設
小規模支援法の認定を受けた商工会議所・商工会による「事業計画の策定支援等を受けて持続的発展に取り組む小規模事業者に対する融資制度。
(2)海外展開資金の拡充。
1)融資対象者に『海外展開事業の再編(全部または一部の廃止を含む)を行う方」を追加した上で、制度名を「海外展開・事業再編資金」に改称。
2)特別利率の限度額を拡充(2億7000万円→4億円)
3)外貨(米ドル)による貸付を行う制度(外資貸付)を創設。
(3)教育貸付資金の拡充。
父子家庭への特別措置を導入(貸付利率の低減〈▲0.4%〉、及び融資期間の延長〈15年→18年〉)。
(4)農林漁業施設資金(スーパーW資金)の拡充。
認定農業者が別法人を設立して行うアグリビジネスを推進するための資金を拡充(地域経済の活力維持に資する事業の場合等は融資限度額を引き上げ〈―融資限度額=負担額の80%→同90%〉、及び融資期間・据え置き措置の延長等)。
問い合わせは同公庫広報部報道課(TEL)03‐3270‐1266。
(関連記事)
・豊橋商工信用組合と契約 日本政策金融公庫のCDS (2015.04.02)
・食品産業の景況感は足踏み 日本公庫調査 (2015.03.18)
・CDS基本契約締結金融機関が100に 日本公庫(2015.01.29)
・農業経営アドバイザー3100人超える 日本公庫(2015.01.28)
・鳥インフル発生で資金相談窓口 日本公庫(2015.01.22)
重要な記事
最新の記事
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日
-
JA愛知信連と高機能バイオ炭「宙炭」活用に関する協定締結 TOWING2025年5月2日
-
5月の野菜生育状況と価格見通し だいこん、はくさい、キャベツなど平年並み 農水省2025年5月2日
-
「ウェザーニュースPro」霜予測とひょう予測を追加 農業向け機能を強化2025年5月2日
-
トランプ農政・小規模農家に暗雲 熊本学園大学教授 佐藤加寿子氏【トランプの世界戦略と日本の進路】2025年5月1日
-
新品種から商品開発まで 米の新規需要広げる挑戦 農研機構とグリコ栄養食品2025年5月1日
-
米の販売数量 前年比で86.3%で減少傾向 価格高騰の影響か 3月末2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(1)耕種的防除を併用【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(2)農薬の残効顧慮も【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
備蓄米 小売業へ2592t販売 3月末の6倍 農水省2025年5月1日
-
イモ掘り、イモ拾いモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第338回2025年5月1日
-
地元木材で「香りの授業」、広島県府中明郷学園で開催 セントマティック2025年5月1日
-
大分ハウスみかんの出荷が始まる 大分県柑橘販売強化対策協議会2025年5月1日