民間金融機関の農業参入を支援-日本公庫2016年9月29日
日本政策金融公庫(日本公庫)は9月28日、CDSに関する基本契約を群馬県の館林信用金庫と締結したと発表した。同公庫は累計で114の金融機関とこの契約を締結している。
日本公庫農林水産事業は、民間金融機関の農業分野への融資参入を促進するため、信用補完としてCDS業務に取り組んでいる。
CDSとはクレジット・デフォルト・スワップの略。補償手数料を支払うことで信用リスクのみを移転する取引で、金融機関が農業者に融資した資金の一定割合を同公庫が信用補完する。この契約を締結することで無担保・無保証の融資が可能になるなど、農業者のニーズに応える仕組みだという。
この基本契約を締結した114の金融機関の内訳は銀行=38、信金=67、信組=9となっている。
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