経常利益 729億円減 農林中金2017年2月8日
農林中央金庫は2月7日、2016年度第3四半期決算を公表した。米国金利の上昇による資金調達コストの増加などを要因として、経常利益は前期比729億円減となった。
経常収益は前期比(2015年度第3四半期)359億円増加し1兆624億円となった。一方、経常費用は同1089億円増加し8274億円となった。このうち資金調達費用が同1084億円増の6337億円を占めた。金利上昇により資金調達コストが増えた。
その結果、経常利益は同729億円減の2350億円となった。純利益は同585億円減の1890億円となった。
経常利益は2014年度は5145億円、2015年度は3249億円だった。
今期は有価証券の売却益が同261億円増の622億円となった。一方で米国金利の上昇で債権価格が下落したため有価証券評価損益は同6896億円の減となった。
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