小麦60kg当たり全算入生産費16.9%減 農水省2016年6月29日
農水省統計部は、平成27年産麦類の生産費調査をまとめた。
【小麦】
10a当たり全算入生産費(資本利子・地代全額算入生産費)は、6万3764円で、前年産に比べて2.1%増加。60kg当たり全算入生産費は7023円で同16.9%減少した。
10a当たりが増加したのは、収量が前年産の443kgから545kgに23.0%増加したことによる乾燥・調製委託数量の増加で賃貸料および料金が増加したことなどによる。
また、60kg当たりが減少したのは、前述のように収量が増加したことによる。
【二条大麦】
10a当たり全算入生産費は5万6117円で、前年産より0.6%増加した。50kg当たりは8210円で同6.3%減少した。これは小麦と同様に、10a当たり収量が前年産の318kgから341kgに7.2%増加したことによる。
【六条大麦】
10a当たり全算入生産費は、4万5854円で前年産より0.2%増加した。これは、10a当たり収量が前年産の281kgから306kgへ8.9%増加したことに伴う刈取・脱穀時間の増加で労働費が増加したことによる。50kg当たりは、収量が増加したことで、7468円と前年産より8.7%減少した。
【はだか麦】
10a当たり収量が、前年産の333kgから257kgへ22.8%減少したことにより、10a当たり全算入生産費は4万9692円と前年産より3.5%減少した。60kg当たりは、収量が減少したために、1万1655円と前年産より25.9%増加した。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(165)食料・農業・農村基本計画(7)世界の食料供給の不安定化2025年10月25日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(82) 4-キノリル酢酸【防除学習帖】第321回2025年10月25日 -
農薬の正しい使い方(55)防除の要は第一次伝染時【今さら聞けない営農情報】第321回2025年10月25日 -
オリーブと広島【イタリア通信】2025年10月25日 -
【特殊報】果樹全般にチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で発生と加害を初めて確認 広島県2025年10月24日 -
東京と大阪で「業務用米セミナー&交流会」 グレイン・エス・ピー2025年10月24日 -
どうなる日本の為替・金利の行方? 合理的価格形成のあり方は? アグリビジネス投資育成がセミナー(1)2025年10月24日 -
どうなる日本の為替・金利の行方? 合理的価格形成のあり方は? アグリビジネス投資育成がセミナー(2)2025年10月24日 -
【人事異動】農水省(10月21日付)2025年10月24日 -
生産者の米穀在庫量257kg 前年同月比17.4%減 農水省2025年10月24日 -
(458)農業AIは誰の記憶を使用しているか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月24日 -
甘みたっぷりブランド温州みかん 福岡県産「北原早生フェア」25日から開催 JA全農2025年10月24日 -
11月23日は『ねぎ』らいの日「小ねぎフェア」27日から開催 JA全農2025年10月24日 -
関西電力発行のトランジション・ボンドに投資 温室効果ガス削減を支援 JA共済連2025年10月24日 -
滋賀県産近江米「みずかがみ」など約50商品を送料負担なしで販売中 JAタウン2025年10月24日 -
寒さの中に咲く、あたたかな彩り「埼玉県加須市産シクラメン」販売開始 JAタウン2025年10月24日 -
JAタウン「あつめて、兵庫。」×「お肉の宅配 肉市場」コラボ特別セット販売2025年10月24日 -
【農と杜の独り言】第5回 水田のある博覧会 食料安保考える機会に 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年10月24日 -
ありあけ「横濱ハーバーダブルマロン」で「ミャクミャク」「トゥンクトゥンク」 のコラボ商品発売 国際園芸博覧会協会2025年10月24日 -
鳥インフル スウェーデンからの生きた家きん、家きん肉等 輸入一時停止 農水省2025年10月24日


































