「スマート米」 2020年度産新米を販売開始2020年10月23日
(株)オプティムは、AIやドローンを使って農薬使用量を抑えたお米「スマート米2021」の 2020年度産新米の販売を開始した。今年は新たに兵庫県産「コシヒカリ」、石川県産「コシヒカリ」、 福島県産「コシヒカリ」と「天のつぶ」をラインアップに追加。 ピンポイント農薬散布や施肥テクノロジーにより、残留農薬検査で不検出を実現した。
「スマート米2021」は、スマート農業アライアンスの取り組みの一つである「スマートアグリフードプロジェクト」で、AI・IoT・ドローンを活用したスマート農業ソリューションにより生産管理して栽培された米。「スマート米2021」では、新たに「特別栽培米」、「節減対象農薬50%以下」、「残留農薬不検出」の3つの減農薬ブランドを販売する。
「特別栽培米」は、農林水産省が策定した「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」の制限に沿って各都道府県が定める慣行レベルと比較し、「節減対象農薬」の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下で栽培されたお米。「スマート米2021」では、「石川県産コシヒカリ」の一部が該当する。
「節減対象農薬50%以下」は、農水省が策定した同ガイドラインで定義されている「節減対象農薬」が、各都道府県が定める慣行レベルと比較して、50%以下の使用回数で栽培されたお米で、「スマート米2021」では、「石川県産コシヒカリ」の一部と「兵庫県産コシヒカリ」、「青森県産つがるロマン」が該当。また、「残留農薬不検出」は、栽培生産者・品種毎に第三者機関で化学的な分析機器を用いて検査し、残留農薬が「不検出」と証明されたお米をオプティムが「残留農薬不検出」として販売する。
今回の「スマート米」は、新潟県、兵庫県、福島県、青森県、石川県で「スマートアグリフードプロジェクト」に参加している生産者が管理する契約水田で栽培し、オプティムが特許を持つ「ピンポイント農薬散布・施肥テクノロジー」を用いることで、農薬使用を抑えた栽培方法を実現した。
「ピンポイント農薬散布・施肥テクノロジー」は、同社が提唱するAI・IoTやドローンを活用した新しい栽培方法。生育管理にドローンを活用し、AIによって病害虫が検知された箇所のみにドローンを用いて、ピンポイントで農薬散布。さらに、作物の葉色を診断することで追肥が必要な箇所を特定し、ドローンを用いて局所施肥を行う。
「スマート米2021」(2020年度産新米)は、同社が運営するオンラインストア「スマートアグリフード」、「Amazon」、「Yahoo!ショッピング」で販売する。
◎「スマート米2021」のラインアップ
品種:新潟県産「コシイブキ」
減農薬ブランド:残留農薬不検出
発売時期:発売中
品種:兵庫県産「コシヒカリ」
減農薬ブランド:節減対象農薬50%以下
発売時期:発売中
品種:福島県産「コシヒカリ」
減農薬ブランド:残留農薬不検出
発売時期:10月下旬予定
品種:福島県産「天のつぶ」
減農薬ブランド:残留農薬不検出
発売時期:10月下旬予定
品種:青森県産「まっしぐら」
減農薬ブランド:残留農薬不検出
発売時期:10月下旬予定
品種:青森県産「つがるロマン」
減農薬ブランド:節減対象農薬50%以下
発売時期:発売中
品種:石川県産「コシヒカリ」
減農薬ブランド:節減対象農薬50%以下・特別栽培米
発売時期:10月下旬予定
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