秋田の仮渡金1000円増 コメ需要の伸び反映するも高温障害に懸念残す2023年9月8日
JA全農あきたは、秋田県内の各JAに示した2023年産米の仮渡金(概算金)を、「あきたこまち」、「ひとめぼれ」で2022年産米に比べて60キロ当たり1000円増額することを明らかにした。高価格帯の米「サキホコレ」でも200円増と、全体に上昇傾向がみられた。一方で今年の作柄は、高温障害への影響が懸念されるという。
JA全農あきたが各JAに示した2023年産米の仮渡金(概算金)は、「あきたこまち」が1万2100円、「ひとめぼれ」が1万1500円で、いずれも2022年産米より1000円増額する。高価格帯の米「サキホコレ」は、1万4800円と200円増で1年ぶりの増額となる。
JA全農あきたの関係者によると「民間在庫量の減少をうけて「コメ余り」状態が緩和しているため、コメの需要が伸びたことと、肥料の価格高騰による生産コスト増を反映した」という。一方で、「先日試験的に刈り取ったコメに、高温障害の影響をうけたものが見られた。本格的な刈り取りの時も、白未熟などの高温障害をうけたものが多いだろうと懸念している」と話した。
重要な記事
最新の記事
-
「備蓄米放出」とは? 政府備蓄米放出に関する記事まとめ2025年2月13日
-
【米政策の見直しを問う】大規模経営も直接支払い依存 現実直視し議論を 横浜国大名誉教授 田代洋一氏2025年2月12日
-
ミニマム・アクセス米 輸入数量見直し交渉 「あきらめずに努力」江藤農相2025年2月12日
-
小さなJAでも特色ある事業で安定成長を続ける JAみっかびの実践事例とスマート農業を報告 新世紀JA研究会(1)2025年2月12日
-
小さなJAでも特色ある事業で安定成長を続ける JAみっかびの実践事例とスマート農業を報告 新世紀JA研究会(2)2025年2月12日
-
小さなJAでも特色ある事業で安定成長を続ける JAみっかびの実践事例とスマート農業を報告 新世紀JA研究会(3)2025年2月12日
-
求められるコメ管理制度【小松泰信・地方の眼力】2025年2月12日
-
コメの輸出は生産者の理念頼みになってしまうのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年2月12日
-
タイ向け日本産ゆず、きんかんの輸出が解禁 農水省2025年2月12日
-
地元高校生が育てた「とちぎ和牛」を焼き肉レストランで自らPR JA全農とちぎ2025年2月12日
-
変化を目指して交流を促進 JA相模原市とJA佐久浅間が友好JA協定の締結式2025年2月12日
-
カフェコラボ 栃木県産いちご「とちあいか」スイーツを期間限定で JA全農とちぎ2025年2月12日
-
価格転嫁 慎重に検討を 米 生産と流通実態調査必要 日本生協連2025年2月12日
-
2024年度日本酒輸出実績 米・韓・仏など過去最高額 日本酒造組合中央会2025年2月12日
-
「第1回みどり戦略学生チャレンジ」農林水産大臣賞は宮城県農業高校と沖縄高専が受賞2025年2月12日
-
植物の気孔をリアルタイム観察「Stomata Scope」検出モデルを12種類に拡大 Happy Quality2025年2月12日
-
「さつまいも博」とローソンが監修 さつまいもスイーツ2品を発売2025年2月12日
-
「CDP気候変動」初めて最高評価の「Aリスト企業」に選定 カゴメ2025年2月12日
-
旧ユニフォームを水素エネルギーに変換「ケミカルリサイクル」開始 ヤンマー2025年2月12日
-
世界最大級のテクノロジー見本市「CES」にて最新テクノロジーを展示 クボタ2025年2月12日