米相対取引価格 過去最高 12月は60kg2万4665円 前年同月比+60%2025年1月20日
農林水産省は1月17日、2024年産米の12月の相対取引価格と数量を公表した。
全銘柄平均で60kg2万4665円となり、前年同月比で+9275円(+60%)となった。前月比では+704円(+3%)だった。
出回りからの年産平均価格は2万3715円で2006年から行われている相対取引価格ではもっとも高い。さらに、今回はそれ以前に価格形成センターで取引が行われていた平均価格でもっとも高かった1993年の2万3607円を超えて過去最高となった。
相対取引数量は20万6000tで11月にくらべて37%増えた。また、前年同月比では25%増となっている。
24年産米の相対取引価格は9月に60kg2万2700円からスタートし3か月連続で上昇した。
12月は「秋田あきたこまち」が対前月比19%上昇し同2万6768円、「新潟コシヒカリ(一般)」が同11%上昇し2万4147円となるなど、シェアの多い代表的銘柄の価格が上昇したことから全体を引き上げた。
一方で「長野コシヒカリ」は13%下がり同2万2510円となるなど前月より価格を下げた銘柄もある。
産地銘柄別に価格をみると前月比で119%から87%となっている。11月よりさらに10%以上上げた銘柄がある一方、価格を下げた銘柄も前月取引と比較可能な77産地銘柄のうち26産地銘柄(34%)ある。価格を下げた産地銘柄数は11月の21産地銘柄より増えている。
もっとも高い産地銘柄は10月に続き茨城コシヒカリで60kg2万8596円で対前月比100%となった。取引数量(契約数量)は1321tとなった。ついで山形つや姫で2万8212円、北海道ゆめぴりかが2万7728円となっている。
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