コシヒカリの概算金、3000円追加 安定供給の責任果たす 全農とちぎ2025年9月9日
全農とちぎは9月9日、2025年産「コシヒカリ」のJA概算金で3000円の追加払いを決めた。追加払いも加えた概算金は1等米60kg当たり3万1000円(税込み)となり、前年産当初比では+1万4700円となった。
全農とちぎは8月25日、2025年産のJA概算金を決め、「コシヒカリ」は1等米60kg当たり2万8000円(税込み)とした。全農とちぎの担当者は「8月25日にも、この時点で払える最大限の額にしたが、その後さらに集荷競争が過熱した。まずは集荷しなかれば始まらないので、取引先に安定供給責任を果たすために決めた」と話している。
全農とちぎでは8月25日、「なすひかり」と「とちぎの星」のJA概算金は、ともに2万7400円(ともに前年当初比+1万1700円)とした。今回、これらは見直していないが、「現在、販売先と価格交渉をしており、全国的な動向を見ながら対応したい」(担当者)としている。
集荷競争、加熱止まらず
全農とちぎが「コシヒカリ」の概算金を1等米60kg3万1000円に引き上げたことは、北関東での集荷競争が一段と過熱していることを物語る。栃木県の米取引に通じた関係者は、「県外の商系集荷業者が3万3000~4000円を提示して米を集めに来ている。だが大手米卸は『在庫はあまり動いていないので、そんな高値では手が出ない』と言っており、米が足りなかった1年前とは様相が違う」と話す。
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