育苗から適切な防除を 病害虫発生予報2014年2月14日
農水省は2月13日、病害虫発生予報の第10号を発表した。水稲の育苗が始まる季節となり、塩水選、種子消毒などの的確な実施で、健全な苗を育成するよう呼びかけている。
予報によると、向こう1カ月の主な病害虫の発生予察としては、果樹カメムシ類の越冬量が多いことへの注意を呼びかけている。
果樹カメムシ類は夜の気温が高くなると越冬場所である山林から園地などへ飛来し被害をもたらすため、例年被害が少ない園地でも注意が必要だとしている。そのほか、施設栽培では、施設内の加温にともない病害虫が発生し易い環境となるため、早期発見・初期防除を徹底するよう注意している。
各作物別に発生が「多い」「やや多い」と予測される病害虫は下表の通り。
| 作物名 | 病害虫 | 発生が「多い」地域 | 発生が「やや多い」地域 |
| キャベツ | 黒腐病 | 北九州 | |
| タマネギ | 白色疫病 | 四国 | |
| イチゴ | うどんこ病 | 東海 | |
| 灰色かび病 | 南東北 | 北関東、南九州 | |
| アブラムシ類 | 近畿、九州 | ||
| ハダニ類 | 南東北、関東、近畿、四国、南九州 | 東海 | |
| キュウリ | うどんこ病 | 四国、九州 | |
| アザミウマ類 | 東海 | 四国、南九州 | |
| トマト | うどんこ病 | 南関東 | |
| 灰色かび病 | 南九州 | ||
| コナジラミ類 | 四国 | ||
| ナス | 灰色かび病 | 四国 | 南九州 |
| ピーマン | うどんこ病 | 四国、南九州 | |
| アザミウマ類 | 南九州 |
(関連記事)
・ニンジン、ハクサイ、キャベツ 小ぶりで高値(2014.01.15)
・根菜、葉菜で高値続く 年末年始の野菜価格(2013.12.25)
・夏秋トマトの作付増 26年産野菜の需給予測(2013.12.20)
・【シリーズ・食は医力】第56回 タマネギ信奉、古代から(2013.11.18)
・端境期に出荷可能 寒冷地向けイチゴ「豊雪姫」(2013.07.17)
重要な記事
最新の記事
-
情報提供やDXで厚生連医療を支える 医薬品メーカーは"節度"ある利潤を 日本文化厚生連・東公敏理事長2025年12月23日 -
数字で読む「令和の米騒動」(上) 混乱招いた流通悪者論 集荷後半に"異変"2025年12月23日 -
数字で読む「令和の米騒動」2025 (下) 始まった損切り 小売りにも値下げの動き2025年12月23日 -
【肉とビールと箸休め ドイツ食農紀行】(4)クリスマスマーケットとホットワイン2025年12月23日 -
神明が先物市場の価格使った契約を生産者に呼びかける【熊野孝文・米マーケット情報】2025年12月23日 -
米のコスト指標作成へ 米穀機構に委員会設置2025年12月23日 -
「令和7年産新米」最大12.5%値下げ アイリスグループ2025年12月23日 -
業務用米の特徴を紹介 播種前・書面契約のリスク管理 東京で業務用米セミナー&交流会2025年12月23日 -
甘み増す旬野菜「和歌山県産冬野菜フェア」直営店舗で開催 JA全農2025年12月23日 -
ノウフク・アワードで「チャレンジ賞」障害者の社会参画や地域農業に貢献 JA全農2025年12月23日 -
「石川佳純47都道府県サンクスツアーin鳥取」4年かけて遂に完走 JA全農2025年12月23日 -
「水戸ホーリーホックJ2優勝&J1昇格キャンペーン」開催中 JAタウン2025年12月23日 -
「トゥンクトゥンク」と「きぼうの種」を宇宙で初披露 年越しイベントを生配 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月23日 -
米国ニューヨーク市に人工光型植物工場のマーケティング拠点を開設 クボタ2025年12月23日 -
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年12月23日 -
鳥インフル ハンガリーからの生きた家きん、家きん肉等の一時輸入停止措置を解除 農水省2025年12月23日 -
鹿児島県南大隅町と包括連携協定を締結 町内事業者と働き手をサポート タイミー2025年12月23日 -
まるまるひがしにほん「東日本酒博覧会~年越し酒~」開催 さいたま市2025年12月23日 -
利用者・行政・協同組合が連携 焼売やナゲットで食料支援 パルシステム神奈川2025年12月23日 -
本格スイーツの味わい「安納芋プリン スイートポテト仕立て」期間限定で発売 協同乳業2025年12月23日


































