夏秋トマトの作付増 26年産野菜の需給予測2013年12月20日
農水省は12月19日、平成26年度の夏秋野菜などの需給ガイドラインを策定した。
これによると26年度夏秋野菜の総需要量は233万2100tで、24年度需要量比で95.5%と大きく減った。これは、24年産が全体的に豊作だったことと、人口減少などを背景に野菜全体の需要が減少していることなどが要因。とくに24年産のキャベツ、ハクサイ、レタスなどの葉物野菜は、需給調整を実施するほどの豊作だった。
これに対し、輸入量も含めた総供給量は287万4200tで同95.3%、全体の作付面積は9万390haとした。
品目別に需要量を見ると、秋冬サトイモ以外はすべて24年度実績比で減少となっているが、25年度のガイドラインと比べるとほぼすべて前年並みとなる。
作付面積の指標で大きな増減があったのは、夏秋トマト。24年度実績に比べて、290ha増となっている。これは「需要が堅調」(農水省生産局)であることが要因。
(上図をクリックすると大きなサイズの画像が出ます)
このガイドラインは、主要野菜の需給の安定をめざし、JAグループや主要産地が作付け計画を策定するための参考として、年2回取りまとめているもの。
今回は、26年6月から27年3月までに出荷期を迎える夏秋野菜について発表した。
(関連記事)
・天候不良の影響 野菜類の出荷低調・価格上昇(2013.12.05)
・秋冬野菜、高値で推移 輸入品ニーズ強まる(2013.11.14)
・ジャガイモ作付面積1700ha増 冬春野菜の需給(2013.06.13)
・トマト、ナス、キュウリなど需要回復 25年産夏秋野菜の需給ガイドライン策定(2012.12.14)
重要な記事
最新の記事
-
米の価格 前週比▲48円 3週連続下落 農水省調査2025年6月17日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲の本田防除(1)育苗箱処理剤が柱2025年6月17日
-
【サステナ防除のすすめ2025】水稲の本田防除(2)雑草管理小まめに2025年6月17日
-
米 収穫量調査 衛星データなど新技術活用へ2025年6月17日
-
価格高騰で3人に1人が米の消費減 パンやうどん、パスタ消費が増加 エクスクリエの調査から2025年6月17日
-
【JA人事】JA中野市(長野県) 望月隆組合長を再任2025年6月17日
-
備蓄米の格安放出で農家圧迫 米どころ秋田の大潟村議会 小泉農相に意見書送付2025年6月17日
-
深刻化するコメ加工食品業界の原料米確保情勢【熊野孝文・米マーケット情報】2025年6月17日
-
2025年産加工かぼちゃ出荷販売会議 香港輸出継続や規格外品の試験出荷で単収向上を JA全農みえ2025年6月17日
-
2024年産加工用契約栽培キャベツ出荷販売反省会を開催 旬別出荷計画の策定や「Z-GIS」の導入推進を確認 JA全農みえ2025年6月17日
-
和歌山「有田みかん大使」募集中 JAありだ共選協議会2025年6月17日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第110回2025年6月17日
-
転職希望者対象に「農業のお仕事説明会」 6月25日と7月15日に開催 北海道十勝総合振興局2025年6月17日
-
「第100回山形農業まつり農機ショー」8月28~30日に開催 山形県農機協会2025年6月17日
-
北海道産赤肉メロン使用「とろける食感 ぎゅっとメロン」17日から発売 ファミリーマート2025年6月17日
-
中標津町と繊維リサイクル推進に関する協定締結 コープさっぽろ2025年6月17日
-
神奈川県職員採用 農政技術(農業土木)経験者募集 7月25日まで2025年6月17日
-
【役員人事】ノウタス(6月17日付)2025年6月17日
-
「九州うまいもの大集合」17日から開催 セブン‐イレブン2025年6月17日
-
農薬出荷数量は1.5%増、農薬出荷金額は2.8%増 2025年農薬年度4月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年6月17日