10~12月期の配合飼料価格は据え置き-JA全農2015年9月25日
JA全農は9月24日、10~12月期の配合飼料供給価格は7~9月期価格を据え置くと発表した。
10~12月期は大豆粕価格が値下がりするもののトウモロコシ価格が値上がりし原料コストは値上がりとなるが、コスト上昇は小幅なため価格を据え置くことにした。
JA全農が発表した飼料情勢は以下のとおり。
【飼料穀物】
トウモロコシのシカゴ定期は6月に入り産地で雨が続き生産量減少が懸念されたことなどから、一時4.4ドル/ブッシェル台まで値上がりしたが、その後、作柄が改善する見込みから現在は3.8ドル台で推移している。今後は史上3番目の作柄が予想されているものの、米国内需要が過去最高水準にあることから相場は底堅く推移するものと見込まれている。
【大豆粕】
シカゴ定期は8月の米国農務省の需給見通しで史上最高の豊作だった昨年に近い生産量が見込まれたことから、現在は340ドル/トン台で推移している。国内大豆粕価格はシカゴ定期は上昇しているものの、中国の大豆粕需要が減退し輸入大豆粕価格が下落していることから値下がりが見込まれる。
【海上運賃】
米国ガルフ・日本間のパナマックス型大型運賃は中国による南米産大豆の大量買い付けで1時38ドル/台まで値上がりした。その後、中国の買付けが一段落したことなどから値下がりし現在は35ドル前後で推移している。
今後は燃料価格が値下がりしていることや、中国経済の減速などの影響で海上運賃は弱含みで推移するものと見込まれる。
(関連記事)
・飼料用米増産を 申請期限を7月末に延長 農水省(15.06.01)
・飼料用米の生産費 5割減目標 農水省(15.05.13)
・配合飼料価格、1トン1800円値下げ JA全農(15.06.22)
・配合飼料価格750円値下げ JA全農(15.03.23)
・配合飼料価格2500円値上げ JA全農(2014.12.22)
重要な記事
最新の記事
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日