AI自働豚体重測定カメラ国内初の実用化 ジャパンファームで本格運用開始 Eco-Pork2021年7月30日
株式会社Eco-Pork(東京都墨田区)は7月、国内で初めてとなる完全自働で豚体重の測定が可能な「AI豚カメラ(ABC)」の提供を始めた。
AI豚カメラ(ABC)
「AI豚カメラ」は、画像認識技術等のAI(人工知能)技術を活用し、同時に複数の肥育豚の体重・成育状態を完全自働で推計。同社の養豚経営管理システム「Porker」と連動することで豚の体重・生育状態を遠隔地からリアルタイムで把握することができる。実用化に先駆け、すでに関連特許を13件取得し、国際特許への移行を開始。同カメラは、単一農場として飼育頭数日本一の株式会社ジャパンファームで、2020年から先行導入と本格稼働へ向けた最終実証を行い、7月に製品版による通常業務での本格運用が始まった。
AI豚カメラ(ABC)は、「養豚産業のDX化はここから始まる」の思いから、商品名「ABC:AI Buta Camera」として販売。複数頭の肥育豚を一度に完全自働で測定できるハードウェアで、同社の養豚経営管理システム「Porker」への即時連携できる。
豚の輪郭を含む複数の特徴点を開発したAIモデルに取り込み体重推計させるため、豚が寝転んでいる・豚が馬なりになっている状態など、豚房内で起こる肥育豚の自然な状態を推計。また、豚の姿勢や振る舞い状態をAIで判断させることで、異常豚を識別する。
同カメラは2018年から、東北から九州までの複数農家で多種多様な豚舎構造・豚房内設置物、様々な撮像距離、明所から暗がりなど様々な環境で現場実証と技術改良を重ね、実用化。生産者や豚自身に負荷をかけることなく、ベテラン生産者の目に頼ってきた肥育豚の育成状態の確認・異常豚の検知・出荷豚の選別業務などをデータドリブンで実現でき、養豚業における「効率的生産管理」が可能となる。実際の機器は、10月13日~15日開催の「農業ウィーク東京2021」で展示を予定。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】果樹などにチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 兵庫県2025年12月16日 -
【特殊報】トマト青かび病 県内で初めて確認 栃木県2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(1)2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(2)2025年12月16日 -
全中 新会長推薦者に神農佳人氏2025年12月16日 -
ひこばえと外国産米は主食用供給量に加えられるのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年12月16日 -
米トレサ法で初の勧告措置 「博多天ぷら たかお」が米産地を不適正表示2025年12月16日 -
鳥インフルエンザ 兵庫県で国内7例目を確認2025年12月16日 -
「第3回高校生とつながる!つなげる! ジーニアス農業遺産ふーどコンテスト」受賞アイデア決定 農水省2025年12月16日 -
「NHK歳末たすけあい」へ150万円を寄付 JA全農2025年12月16日 -
米の流通に関する有識者懇話会 第3回「 研究者・情報発信者に聴く」開催 JA全農2025年12月16日 -
【浅野純次・読書の楽しみ】第116回2025年12月16日 -
北海道農業の魅力を伝える特別授業「ホクレン・ハイスクール・キャラバン」開催2025年12月16日 -
全自動野菜移植機「PVZ100」を新発売 スイートコーンとキャベツに対応 井関農機2025年12月16日 -
Eco-LAB公式サイトに新コンテンツ開設 第一弾は「バイオスティミュラントの歴史と各国の動き」 AGRI SMILE2025年12月16日 -
国内草刈り市場向けに新製品 欧州向けはモデルチェンジ 井関農機2025年12月16日 -
農機の生産性向上で新製品や実証実験 「ザルビオ」マップと連携 井関農機とJA全農2025年12月16日 -
農家経営支援システムについて学ぶ JA熊本中央会2025年12月16日 -
7才の交通安全プロジェクト 全国の小学校に横断旗を寄贈 こくみん共済coop2025年12月16日 -
北海道上川町と未来共創パートナーシップ協定を締結 東洋ライス2025年12月16日


































