【JA女性組織活動体験発表】(6)想いを紡ぎ次世代へ~私たち女性部活動の新たな挑戦~ 福岡県 JAふくおか八女女性部 松田玲子さん2024年1月25日
第69回JA全国女性大会で発表されたJA女性組織活動体験の概要を紹介する。
女性部は発足当時9000名いた部員も高齢化と次世代の加入停滞で1400名と大きく減少、女性部活性化プロジェクトを立ち上げて課題を整理、女性部活性化3か年計画を作成しました。
「できることから始めよう」を合言葉に新企画をフードドライブに決定しました。社協に話を聞くと想像以上に生活に困っている人がいることを知り、食料品だけでなく日用品も足りていないと聞き、それらも含めて収集の対象にしました。
女性部だけに限らず、青年部やJA役職員、11の支店に協力をお願いしていると、精米して半年経つ廃棄予定の米を冷蔵庫で保管している話を聞き、山積みされた大量の米を見て、涙が溢れるような感情がこみ上げ、食べ物を粗末にするとバチが当たると両親、祖父母から教えてもらっていたのに、今は要らないものは処分する時代。大切にする想いをつなげなければと思い起こしました。
集まった支援品は2tトラック5台分。せっかくいただいた野菜の使い方が分からないと声がかかり、女性部の腕の見せ所とレシピを募集し役員が調理、写真にして社協に届けました。レシピ写真は子ども食堂や料理教室でも活躍しています。
私たちの活動を見ていた社協の方々が「こんな活動をしているJA女性部にぜひ加入したい」と6名もの部員増につながりました。活動から女性部の輪が広がっていくことを改めて感じました。
地域のことを想い、仲間とともに活動を続けた結果、私たちはたくさんの人とさまざまな場所へつながっていきました。女性部が前を向き、次世代に想いをつないでいく私たちの挑戦は続きます。
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