全青協、女性協が街宣 「TPPを知ってほしい」2013年10月1日
全国農協青年組織協議会(JA全青協)とJA全国女性組織協議会(JA全国女性協)は10月1日、都内でTPP(環太平洋連携協定)について広く国民に知ってもらおうと、街宣活動を行った。
街宣活動のテーマは「今こそ考えよう TPPのこと?農業・国産農畜産物理解促進PR?」。
政府は年内妥結をめざし交渉をすすめているが、秘密交渉ですすめられているため情報開示や国民的議論が不十分だとの声が根強い。
この日の街宣活動では、JA全中が制作したTPPの内容を紹介するパンフレットと、東日本大震災の被災地で作られたジュースなど3000セットを用意。関東・甲信越を中心に集まった70人の青年部・女性部員らが、街往く人々に「TPPについて知ってください」と呼びかけ、これらを配布した。
JA全青協の山下秀俊会長は、「チラシを配っていても、いまだに『TPPってなんですか』という人も多い。とにかく、TPPについて知ってもらいたい。推進派の人の意見を論破するとか、そういうことではなく、まずはみんなで会話できるようにすることが大事だ」。
JA全国女性協の大川原けい子会長は、「国際的にも日本の食文化やブランドへの評価が高まってきているなか、TPPに入れば規制緩和などでこれらが破壊される。農業だけでなく、生活の様々な分野に影響がある恐ろしいものだということを、広く知ってもらいたい」と、それぞれと運動の目標について語った。
JAグループでは10月2日、東京・日比谷の野外音楽堂で「TPP交渉から『食と暮らし・いのち』を守り『国会決議の実現』を求める全国代表者集会」を開き、全国から約3000人が集まる予定。
(写真)
パンフレットとジュースを配り、TPPを知ってほしいと訴える青年部・女性部員ら
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