ベトナムと農業協力 JA全中2014年3月19日
ベトナムのカオ・ドゥック・ファット農業農村開発大臣が3月18日にJA全中を訪問した。来会を受けて萬歳章JA全中会長は談話を発表した。
ファット大臣はJAグループのこれまでの協力・支援に対して謝意を表するとともに、今後の農業農村開発に向けた協力要請をした。
JA全中は、IDACA(アジア農協振興機関)でベトナムから延べ約200名の研修生を受け入れているほか、全中から専門家を長期間派遣し農協の育成と組織強化を支援している。
また、アジア9カ国の農業・農協団体で構成する「協力のためのアジア農業者」(AFGC)には、ベトナム協同組合連盟(VCA)や農業者連盟(VNFU)も参画しており、定期的な会合で農業振興などに相互理解を深め合うとともに、JAグループの「アジア共生募金」から毎年100万円をベトナムの農協発展のための小規模プロジェクトに贈呈している。
今回の来日では林農相を表敬訪問し、両国の農業連携促進の必要性などを確認した。
萬歳会長は談話で「われわれJAグループは、これまでの人材育成や農協協力への支援を継続・強化するとともに、両国政府の合意をふまえ具体的に協力できることがあれば積極的に支援を行っていく所存である」との考えを示している。
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