JAの機能、もっと発信を 全中の有識者会議2014年10月10日
JA全中は10月9日に「JAグループの自己改革に関する有識者会議」(座長:杉浦宣彦中央大学教授)の第2回会合を開いた。
杉浦座長によると▽JAの協同組織としての事業のあり方、▽地域の活性化に果たす役割、▽JAのガバナンスなどをめぐって委員の認識を共有するととともに、それに基づいた問題提起があったという。
営農経済事業についてはさらなるコストダウンの努力が必要だといった指摘があった一方、川上と川下をつなぐJA組織としての役割と実績を広く発信するともに、持っている機能を十分に活かす改革も考えるべきといった意見もあったという。 また、准組合員が増えている現状での意思反映のあり方や多様なJA運営に携わる人材育成も課題になるとの指摘があった。
JA全中は5年間の改革工程表を検討中と説明したが、3年程度の計画にすべきではといった意見もあったという。具体案は今後の会合で示していく予定で次回は10月20日に開催。全中、全農の改革についても意見交換される予定だという。
(関連記事)
・【TPPと農協改革】解体させられた韓国の中央会 FTAで農協分割(2014.10.09)
・【農業改革、その狙いと背景】地域・単協の声 全国へ集約を 田代洋一・大妻女子大学教授(2014.10.03)
・米価下落につなぎ資金を 萬歳・JA全中会長(2014.10.03)
・有識者会議を開催 JA全中(2014.09.08)
・自己改革に向け総審で検討スタート JA全中(2014.08.18)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日