【メッセージ】第61回JA全国女性大会開催にあたって 奥野長衛・JA全中会長2016年1月19日
変化の時代女性組織の着実な実践に期待
第61回JA全国女性大会の開催おめでとうございます。
昨年は、農協法改正やTPP交渉の大筋合意など、JAグループにとって大きな転換が迫られた年であり、こうしたなか10月に開催された第27回JA全国大会では、現場の声を積み上げて、「農業者の所得増大」「農業生産の拡大」「地域の活性化」を3つの基本目標として掲げ、「創造的自己改革」に挑戦していくことをJAグループの総意として確認しました。 自己改革の実践は、まさに組織の存在意義を問われる重要事項であり、緊張感を持って、全国の組合員、役職員と共に進んでまいりたいと思います。
さて、JA女性組織は、これまでのJA女性組織3カ年計画について取り組んだ結果、フレッシュミズの組織数やメンバー数が増加したとのことですが、これは、とても素晴らしいと思います。社会全体の高齢化が進展していますが、組織の老化は、深刻な問題です。活力ある組織とするには、若い世代にどれだけ関心をもってもらい、関わってもらえるかが重要であり、こうした課題に着実に取り組んでおられる女性組織の皆さんに敬意を表したいと思います。
また、日頃から女性組織の地域に根ざした活動は、日本の食と農のたいせつさを次の世代に伝える重要な役割を果たすとともに、深刻化する高齢社会にあって、人と人とのつながりの力で実践するたすけ合い活動などは、素晴らしい取り組みといえます。
さらに、昨年6月、女性活躍推進法が制定され、12月には、第4次男女共同参画基本計画において、JAにおける女性役員比率を32年までに15%まで引き上げる目標が示されました。こうした環境下にあって、JA女性協の次期3カ年計画では、自ら高い目標を掲げて取り組むこととされています。そもそも女性参画は、国民の半数が女性であることを鑑みれば、今以上に参画をすすめていかなければならないことは明らかです。変化の時代に遅れることなく、課題に向き合うには、さらに多様な人達がJAに結集してこそ、真のパワーが生まれると確信しております。地域から必要とされるJAとなるために皆さんとともに自己改革に邁進していきたいと思います。
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(2)病理検査で家畜を守る 研究開発室 中村素直さん2025年9月17日
-
9月最需要期の生乳需給 北海道増産で混乱回避2025年9月17日
-
営農指導員 経営分析でスキルアップ JA上伊那【JA営農・経済フォーラム】(2)2025年9月17日
-
能登に一度は行きまっし 【小松泰信・地方の眼力】2025年9月17日
-
【石破首相退陣に思う】しがらみ断ち切るには野党と協力を 日本維新の会 池畑浩太朗衆議院議員2025年9月17日
-
米価 5kg4000円台に 13週ぶり2025年9月17日
-
飼料用米、WCS用稲、飼料作物の生産・利用に関するアンケート実施 農水省2025年9月17日
-
「第11回全国小学生一輪車大会」に協賛「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年9月17日
-
みやぎの新米販売開始セレモニー プレゼントキャンペーンも実施 JA全農みやぎ2025年9月17日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」ダイニング札幌ステラプレイスで北海道産食材の料理を堪能 JAタウン2025年9月17日
-
JAグループ「実りの秋!国消国産 JA直売所キャンペーン2025」10月スタート2025年9月17日
-
【消費者の目・花ちゃん】スマホ置く余裕を2025年9月17日
-
日越農業協力対話官民フォーラムに参加 農業環境研究所と覚書を締結 Green Carbon2025年9月17日
-
安全性検査クリアの農業機械 1機種8型式を公表 農研機構2025年9月17日
-
生乳によるまろやかな味わい「農協 生乳たっぷり」コーヒーミルクといちごミルク新発売 協同乳業2025年9月17日
-
【役員人事】マルトモ(10月1日付)2025年9月17日
-
無人自動運転コンバイン、農業食料工学会「開発特別賞」を受賞 クボタ2025年9月17日
-
厄介な雑草に対処 栽培アシストAIに「雑草画像診断」追加 AgriweB2025年9月17日
-
「果房 メロンとロマン」秋の新作パフェ&デリパフェが登場 青森県つがる市2025年9月17日
-
木南晴夏セレクト冷凍パンも販売「パンフェス in ららぽーと横浜2025」に初出店 パンフォーユー2025年9月17日