第62回JA全国女性大会 600人が協同の力を確認 「地域とともに」一歩ふみだそう2017年1月24日
第62回JA全国女性大会が24日、東京都江東区東陽のホテルイースト21東京で開かれた。全国から女性部員ら約600人が集まり、JA組織活動体験の発表、「フレミズ活動”わたしの一歩”」作文コンクール発表などを行い、参加者同士の交流を深めるとともに、活動のスローガンである「JA女性 ふみだす勇気 学ぼう・伝えよう・地域とともに!!」を確認し、改めて実践を誓った。大会は25日まで。
大会を主催するJA女性組織全国協議会の鈴木春美会長は「女性部の活動は、JA全国大会で決議した地域活性化の活動そのもの。女性部組織とJAと連携して、地域活動を通じて組合員の加入促進など、JAと地域の架け橋として頑張ろう」と呼びかけた。
来賓で出席した奥野長衛・JA全中会長は、「反グルーバリズムの潮流が強まり、潮の目が変わりつつある。協同組合が大きく評価されており、人と人のつながりを大切にする女性の協同活動が大事になっている。小さくても地に足のついた活動で、よりよい社会の実現に向け、女性のパワーを発揮していただきたい」とエールを送った。
活動体験はJA全中会長賞とJA全国女性協会長賞を受賞した各ブロック代表6人が発表。熊本県JA菊池の坂田春美さん、島根県JAしまね石見銀山女性部の神谷栄子さん、それに福島県JAふくしま未来女性部の佐藤京子さん、東京都JA町田市女性部の五十嵐一枝さん、愛知県のJAあいち海部女性部の佐藤康子さん、滋賀県JA東びわこ女性部の近藤友子さんが、それぞれ女性部の活動を報告した。
また、フレミズの作文発表では、最優秀賞の長崎県JAながさき西海の八並菜々子さんのほか、優秀賞の和歌山県JAありだの佐原智子さん、佐賀県JAさがの伊東仁美さん、優良賞の北海道JA上川中央の水谷絵美さん、岩手県JAいわて花巻の君塚由美子さん、滋賀県JAグリーン近江の上田弥子さん、宮崎県JA西都の中山由美さんがそれぞれ発表した。(同じく入賞の熊本県JA菊池の土佐木ゆかりさんは欠席)。
大会はこの後、「『尺八はおもしろい!』日本音楽の伝統と未来」で、尺八演奏家の藤原道山氏が記念講演した。2日目は30秒スピーチ、JA全中による「JA自己改革の実践」、JA全農の「もっと知ろう(知って下さい)!JA全農」の講演があり、今日のJA改革を巡る動きについて参加者の理解を求める。最後に大会宣言を採択する。
(写真)「一歩ふみだす」ことを誓った参加者
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(146)-改正食料・農業・農村基本法(32)-2025年6月14日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(63)【防除学習帖】第302回2025年6月14日
-
農薬の正しい使い方(36)【今さら聞けない営農情報】第302回2025年6月14日
-
群馬県の嬬恋村との国際交流(姉妹)都市ポンペイ市【イタリア通信】2025年6月14日
-
【特殊報】水稲に特定外来生物のナガエツルノゲイトウ 尾張地域のほ場で確認 愛知県2025年6月13日
-
【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
-
SBS輸入 3万t 6月27日に前倒し入札2025年6月13日
-
米の転売 備蓄米以外もすべて規制 小泉農相 23日から2025年6月13日
-
46都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月13日
-
価格釣り上げや売り惜しみ、一切ない 木徳神糧が声明 小泉農相「利益500%」発言や米流通めぐる議論受け2025年6月13日
-
担い手への農地集積 61.5% 1.1ポイント増2025年6月13日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】生産者米価2万円との差額補填制度を急ぐべき2025年6月13日
-
井関農機 国内草刈り機市場を本格拡大、電動化も推進 農機は「密播」仕様追加の乗用田植え機「RPQ5」投入2025年6月13日
-
【JA人事】JA高岡(富山県)松田博成組合長を新任(5月24日)2025年6月13日
-
【JA人事】JAけねべつ(北海道)北村篤組合長を再任(6月1日)2025年6月13日
-
(439)国家と個人の『食』の決定権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月13日
-
「麦とろの日」でプレゼント 東京のららぽーと豊洲でイベントも実施 JA全農あおもり2025年6月13日
-
大学でサツイマイモ 創生大学と畑プロジェクト始動 JA全農福島2025年6月13日
-
JA農機の成約でプレゼントキャペーン JA全農長野2025年6月13日
-
第1回JA生活指導員研修会を開催 JA熊本中央会2025年6月13日