次期計画の達成を誓う JA全農賀詞交歓会に800人2019年1月8日
JA全農は1月7日、東京・大手町の経団連会館カンファレンスで平成31年新年賀詞交歓会を開いた。
JA全農や関連子会社、および取引のある企業などの関係者約800人が出席し、自己改革の推進と今年から始まる次期3か年計画の必達を確認した。
JA全農経営管理委員会の長澤豊会長は、昨年の豪雨や地震、台風など自然災害が多かったことに触れ、「一日も早い復旧・復興に向けて、本会は全力で支援していく」と決意を表明した。
また今年から始まる中期3か年計画で「すべては組合員のために、そして消費者、国民のために」という基本姿勢を強調。その上で「5年後、10年後を見据えしっかりしたレールを敷いていくことが、組合員のために、そして明るい持続可能な農業につながっていくと確信している」と述べた。
さらに「JAと連携し、農家・組合員からの期待に応えられる、農業分野の『総合ステーション』となれるよう、精いっぱい努める」と、生産、物流、顧客・エンドユーザーのステーションとしての機能をはたしていく考えを示した。
来賓として出席した参議院議員の山田俊男氏は、農地中間管理機構の見直しに触れ「農協は、農家の意向を踏まえた農地の集積を行っており、これをベースに進める動きが出ている」と、政策の転換がみられることを指摘した。同じく藤木眞也氏は、農家の立場から「再生産可能な価格を実現することが重要」と、全農の資材価格引き下げの取り組みを評価した。
(写真)新年の決意を述べる長澤会長
(関連記事)
・改革達成の決意を確認 JA全国機関が新年賀詞交歓会(19.01.07)
・全農が目指す農業ICT(18.02.20)
・JA全農 台湾に輸出拠点(18.08.03)
・直販事業拡大へ業務提携-JA全農(18.03.29)
・全農の自己改革 初年度計画ほぼ達成(18.03.28)
・販売力強化でフードマーケット事業部を新設 JA全農(18.02.15)
・【座談会・「食」の発信 私たちから―全農直販グループ】取引先ニーズを正確に産地に マーケットイン型事業を実践(18.01.26)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日
-
キウイブラザーズ新CM「ラクに栄養アゲリシャス」篇公開 ゼスプリ2025年4月30日
-
インドの綿農家と子どもたちを支援「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」に協賛 日本生協連2025年4月30日
-
「日本の米育ち 平田牧場 三元豚」料理家とのコラボレシピを発表 生活クラブ2025年4月30日
-
「子実トウモロコシ生産・利活用の手引き(都府県向け)第2版」公開 農研機構2025年4月30日
-
「金芽ロウカット玄米」類似品に注意を呼びかけ 東洋ライス2025年4月30日
-
令和7年春の叙勲 JA山口中央会元会長・金子光夫氏、JAからつ組合長・堤武彦氏らが受章2025年4月29日
-
【農協時論】農政の基本理念と政策へのJA対応 宮永均JAはだの組合長2025年4月28日
-
【'25新組合長に聞く】JAようてい(北海道) 金子辰四郎組合長(4/11就任) 「国民の胃袋」支える誇り胸に2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(上)2025年4月28日
-
全農 備蓄米 4月に5万5000t出荷2025年4月28日
-
経営支え夢を応援 地域農業の発展、金融の力で 先進事例にみるJA・信連の取り組み(下)2025年4月28日
-
【JA人事】石塚克己(茨城県)石塚克己組合長を再任(4月26日)2025年4月28日
-
令和7年度「3-R畜産たい肥散布体験会」を開催 JA全農ひろしま2025年4月28日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年4月28日
-
二重米価制で農政を刷新せよ【森島 賢・正義派の農政論】2025年4月28日