JA全青協 新体制が発足 政策提案に力2019年5月24日
JA全青協(全国農協青年組織協議会)は5月22日の総会で新役員が就任するとともに、令和元年度の活動計画などを決めた。23日には新役員が記者会見した。
(前列)左から小林副会長、今野会長、杉山副会長
(後列)左から佐川理事、柿嶌理事、半田理事、河南理事、高原理事、田中理事
今野邦仁新会長は「全国6万人の盟友は農業と地域の担い手であり政策提案集団。フットワークとネットワークを活かして活動したい」と話した。
日米通商交渉やJA改革、基本計画の見直しや、多発する自然災害への対応など、「やらなければいけないことは多く、優先順位はつけられない」とし、JAグループの1組織として政策提案などに取り組んでいく意欲を示した。
JAについては「災害対応などで協同組合の本質が問われたと思うが、JAグループの持つインフラ、人と総合事業で総力を結集し広範囲に日本全国で支援ができた。これがJAグループの持つ強み」だと話し、こうした理解を盟友に広げるためにも「JA改革とは出資している自分たちの意識改革だという考えが大事ではないか」と強調した。
農政活動では離島農業振興や都市農業振興などを改めて盛り込んだポリシーブックを積極的に活用し政治、行政に対してだけでなく消費者に対して食と農の重要性を発信していく活動を重視する考えを示した。
総会で決定した活動計画は▽JA経営参画に向けた人材育成、▽組織内外に向けた青年組織の意思反映強化、▽組織活性化にむけた未加盟組織の組織化と盟友数の拡大を柱としている。
【JA全青協新役員】
(会長)
▽今野邦仁(北海道・JA北ひびき)
(副会長)
▽杉山祥丈(静岡・JAしみず)「ポリシーブックには6万盟友の思いが詰っている。結集して発信していきた」。
▽小林大将(和歌山・JA紀北かわかみ)「フェイスブックなどで農業と青年部の魅力を伝えていきたい」
(理事)
▽佐川長範(秋田・JA秋田おばこ)
▽柿嶌洋一(長野・JA信州うえだ)
▽半田孝則(愛知・JA西三河)
▽河南聡寿(滋賀・JAグリーン近江)
▽高原弘雅(岡山・JA岡山)
▽田中圭介(福岡・JAにじ)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(174)食料・農業・農村基本計画(16)食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標2025年12月27日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(91)ビスグアニジン【防除学習帖】第330回2025年12月27日 -
農薬の正しい使い方(64)生化学的選択性【今さら聞けない営農情報】第330回2025年12月27日 -
世界が認めたイタリア料理【イタリア通信】2025年12月27日 -
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日


































