「農協に手伝ってもらえば間違いない」特別定額給付金の申請サポートが好評 JA梨北2020年6月23日
山梨県のJA梨北は、新型コロナウイルス感染症の緊急経済対策として国が1人あたり10万円を支給する特別定額給付金の申請手続きについて、必要書類の作成やコピーなどを支援するサポートを始めた。
特別定額給付金の申請サポートを知らせるチラシを持つJA職員(山梨県韮崎市)
サポートの取り組みは5月中旬から各支店で順次スタート。組合員からは好評で6月17日時点で約1200世帯が利用したという。
同給付金の申請は、外出や対面による手続き時の感染リスクを下げるため、オンラインや郵送による方法が採られている。しかし、近所にコンビニもなく、交通手段もない高齢者は、本人確認証のコピーをはじめとする書類の作成もままならず、給付金の申請に苦慮している。また、便乗の偽サイトや電話、訪問詐欺など、さまざまな犯罪やトラブルが発生しているため、JAでサポートすることを決めた。
5月に配布した広報誌「梨北」に、JAによる申請サポートを伝えるちらしを折り込んだ他、ホームページなどを通じて組合員や地域に呼びかけたところ、JAの支店・出張所に多くの問い合わせがあり、職員が書類のコピーや作成をサポートしている。組合員からは「農協さんに手伝ってもらえば間違いない」などと好評だという。
同JAは、日ごろから地域密着型の総合事業を展開しており、信用専任渉外・共済専任ライフアドバイザー(LA)の他、営農指導の巡回、購買専任の地域農業の担い手に出向くJA担当者(TAC)の営業活動に力を入れている。また、全戸訪問の外務活動により、地域住民との信頼関係を構築し、犯罪の危険を回避するだけでなく、利用者に幅広く対応するサポートを展開している。
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