コロナ禍の「福島牛」を応援 クラウドファンディング募集中 JA全農福島2020年7月14日
JA全農福島とJAグループ福島肉牛振興協議会は、コロナ禍で需要が停滞している福島県のブランド牛「福島牛」の消費拡大を図るため、クラウドファンディングを立ち上げた。目標額2000万円をめざし、9月29日まで支援を募っている。
2017年に宮城で開かれた第11回全国和牛能力共進会(和牛のオリンピック)に参加した生産者ら
東日本大震から9年を経た今も「福島牛」への風評被害は続いているが、県内の畜産生産農家は、よりよい肉牛と肉質を求め、繁殖農家、哺育農家、肥育農家それぞれが、「福島牛」のブランド復活と強化に向けて取り組んできた。そのさなかに襲った新型コロナウィルスで緊急事態宣言が全国に出されると、外食需要が落ち込み、肉牛相場は大幅に下落。緊急事態宣言の解除後も、この状況は長期化すると予想され、畜産生産農家の生産基盤を揺るがしかねない事態となっている。
今回のクラウドファンディングでは、「福島牛」の厳しい現状を知ってもらうとともに、リターン方式による「福島牛」の購入で消費拡大を図る。
クラウドファンディングの受付期間は、9月29日までで、支援額に応じ、返礼品として牛肉を贈る。
リターン商品8コースのうち目玉企画の「A5等級牛肉丸々1頭分!」(99万9999円)は早々に終了したが、切り落としからステーキまで様々な用途に使える7コースで募集している。7月14日午前9時時点の達成額は371万4000円。
JAグループ福島肉牛振興協議会の狗飼功会長は「丹精込めて育てた肉牛をみなさんに食べていただく機会が減っていることは残念。ぜひこの機会に多くの人に食べていただきたい」と話している。
◎リターンの内容
(1)3000円:「福島牛焼き肉牛豊コース」福島牛焼き肉牛豊食事券1000円×3枚+ジェラート+ドリンクバーサービス券(店内のみ)
(2)5000円:「ファミリーコース」福島牛切り落とし(800g)
(3)5000円:「焼き肉コース」福島牛肩ロース・カルビ(700g)
(4)1万円:「しゃぶすきコース」サーロインスライス(800g)
(5)1万5000円:「ザ・ステーキコース」福島牛ステーキ(200g×6枚)
(6)3万円:「ザ・わがままステーキコース」サーロインブロック(3000g)
(7)25万円:「ザ・カルビ福袋コース」肩ロースカルビ(700g×50パック、さらに10パックおまけ)
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