JA厚生連へ国産チーズ贈呈 医療従事者を激励-JA全中2021年3月25日
JA全中はコロナ禍のなか地域医療の最前線で奮闘するJA厚生連の医療従事者に向けた激励と感謝を込めて国産チーズを32県132の厚生連病院などに寄贈する。3月24日に東京・大手町のJAビルで贈呈式を行った。
JA全厚連の山野会長(左)に国産チーズの詰め合わせを贈呈する中家会長
JA全中は畜産・酪農の理解促進、消費拡大を目的に一般消費者向けの取り組みとして「がんばろう! 日本の畜産・酪農応援キャンペーン」を実施してきたが、今回の国産チーズ贈呈はその一環。
贈呈式で中家徹JA全中代表理事会長は「JA厚生連のみなさんは農村地域の拠点医療機関としてコロナウイルス対応にあたる一方、感染拡大防止に細心の注意を払って地域医療の担い手として通常の診療、検診などの活動を続けている。JAグループの組合員・役職員を代表し、仲間である全国各地の厚生連の医療従事者のみなさんに対して心より感謝を申し上げる」と述べた。
国産チーズなどの詰め合わせセット
贈呈品は北海道のよつ葉乳業の国産チーズ等詰め合わせ8品(カマンベール2個、スモークチーズ1個、ミニチーズ1個、よつ葉バター(加塩)2個、パンにおいしいよつ葉バター2個)。中家会長から感謝の手紙を同封して613セットを32県のJA厚生連拠点病院など132医療機関に贈呈する。
中家会長は「チーズは栄養価が高く疲労回復に良いとされている。原料を生産するわが国の酪農も、学校給食の停止などコロナ禍の影響を大きく受けた。しかし、関係者の並々ならぬ努力で一滴の生乳の廃棄も生まず、需給安定が図られている。その象徴として農協組織をルーツに持つよつ葉乳業のチーズなどを用意した」と贈呈の背景を説明した。
山野徹JA全厚生連経営管理委員会会長は「JA厚生連は組合員と地域住民が日々健やかに生活できるよう保健、医療、福祉の事業を通じて支援を行うことによって地域社会の発展に貢献することが使命。新型コロナウイルス感染症でも現場の職員は厚生連の使命と医療人としての誇りを胸に昼夜を問わず懸命に重症患者の受け入れ、治療等を行っている。しかし、収束がなかなか見えず職員は大変疲弊している。そうしたなかで今回の寄贈は職員の大きな励みになる」と述べ、「この機会に私からも最前線で奮闘する厚生連職員のみなさんに深い感謝の意を伝えたい。この未曾有の難局を乗り越え今後も組合員と地域住民の健康を守り続けていく。引き続きご協力を」とあいさつした。
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