JA全農 契約栽培米多収コンテスト 会長賞に902kgの菊地茂光さん(JA水戸)2021年4月1日
JA全農は3月31日、2020(令和2年度)JA全農契約栽培米多収コンテストの結果を発表した。JA全農会長賞にはJA水戸の菊地茂光さんが選ばれた。
JA全農は安定取引が見込める業務用実需者との結びつきを強めて稲作生産者の経営安定を図ろうと、生産者に多収米の契約栽培を提案している。コンテストはこうした生産提案型事業の推進の一貫として、栽培技術と生産意欲の向上を図ろうと生産者に参加を呼びかけ今回で3回目となる。
JA全農会長賞の菊地さん(前列左から3人め)理事長優秀賞の金田さん(前列左から2人め)
会長賞(単位収量の部)を受賞した茨城県・JA水戸の菊地茂光さんは初の参加。「とよめき」を栽培し、10aあたり902kgを収穫した。地域単収より10a384kg多かった。
また、理事長賞の地域平均単収からの増収の部での最優秀賞は兵庫県・JA兵庫六甲の檜田幸吉さん。品種は「とよめき」で単収は10a897kg。地域平均単収から同444kg増だった。
JA全農によるとコンテスト参加者は土づくりへのこだわりが感じられるという。参加者のほ場には注目が集まり、周囲の生産者との情報交換やJAとの結びつきが生まれている取り組みも出てきたという。
今回は12県(秋田、宮城、福島、茨城、栃木、埼玉、岐阜、三重、兵庫、鳥取、岡山、愛媛)442名が参加した。
契約栽培で生産された多収米は回転寿司やパックごはん、冷凍米飯などへ供給される。JA全農はJA低利用・未利用者も含めて大規模生産者に対して、生産・集荷・販売までの一連の取り組みとなる多収米の生産提案に取り組むことにしており、コンテストは2021年産でも実施することにしている。
【優秀賞】(敬称略)
○金田富夫(茨城・JAなめがたしおさい)<とよめき 反収860kg、地域との差341kg)
○富樫英悦(秋田・JAあきた北)<ちほみのり 反収888kg 地域との差335kg>
○柴田康孝(秋田・JA秋田ふるさと)<ちほみのり 反収883kg 地域との差305kg>
○西中克仁(兵庫・JA兵庫六甲)<とよめき 反収756kg 地域との差303kg>
○石垣勝敏(秋田・JAあきた北)<ちほみのり 反収849kg 地域との差296kg>
理事長最優秀賞の檜田さん(前列左から2人め)、優秀賞の西中さん(前列左から3人め)
重要な記事
最新の記事
-
納豆汁、鯨汁、菊の花のお浸し-山形内陸の食-【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第355回2025年9月11日
-
見かけは盛んな花の研究ですが...【花づくりの現場から 宇田明】第68回2025年9月11日
-
水稲の斑点米カメムシ類 1道2府32県で注意報 病害虫発生予報第7号 農水省2025年9月11日
-
「JA島原雲仙フェア」 みのりカフェ長崎駅店で11日から開催 JA全農2025年9月11日
-
身近な交通事故を可視化した「交通安全MAP」を公開 特設サイトも開設 JA共済連2025年9月11日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第113回2025年9月11日
-
【組織改定・人事異動】デンカ(9月10日、10月1日付)2025年9月11日
-
三重県いなべ市の塩崎圃場が有機JAS「有機農産物」認証取得 KIMOTOファーム2025年9月11日
-
国内ポリオレフィン事業の競争力強化へ基本合意 三井化学、出光興産、住友化学2025年9月11日
-
ぶどうのまちで楽しむ収穫の秋「第33回 巨峰の王国まつり」開催 長野県東御市2025年9月11日
-
「初めて聞く農業者向け 農福連携セミナー」オンラインで開催 日本農福連携協会2025年9月11日
-
「AIエージェント×AI/DXフォーラム~農業」25日に開催 AIデータ社2025年9月11日
-
発売5年目の『無限シリーズ』リニューアル ひと口サイズも発売 亀田製菓2025年9月11日
-
農業プロジェクト『UTSUNOMIYA BASE』主催夏祭りイベント 宇都宮で開催2025年9月11日
-
熱中症対策をサポート「涼しい時間帯」に特化した農機具レンタルプラン開始 唐沢農機2025年9月11日
-
相鉄ブランド野菜「そうてつとれたて便」販売開始「貨客混載」輸送も実施2025年9月11日
-
新潟県津南町でカーボンクレジット地産地消モデルを実現 フェイガー2025年9月11日
-
収穫率55%達成 きゅうり収穫ロボット開発の最前線を公開 AGRIST2025年9月11日
-
国際園芸博覧会500日前イベント「未来へつなぐ花と緑のこどもフェス」開催 農水省2025年9月11日
-
宮崎県新富町「JRE MALLふるさと納税フェスタ in 東京駅 2025」に出展 こゆ財団2025年9月11日