協同乳業を子会社化 JA全農2022年5月25日
JA全農と農林中央金庫は5月24日、農林中金が保有する協同乳業(株)の一部株式を全農に譲渡することに合意し、株式譲渡契約を締結したと発表した。これにより協同乳業は全農の子会社となる。株式譲渡は6月15日の予定。
全農はこれまで同社の株式の23.5%を保有する筆頭株主だったが、今回、農林中金からの譲渡で51.0%の株式を取得し子会社とする。
全農と農林中金は昨年末から株式譲渡を検討してきた。全農は牛乳の需要が低迷し生乳廃棄も懸念された昨年末に生乳50%以上使用のボトル缶入りの「ミルクティー」を開発して需要喚起に取り組んだ。4月には「カフェオレ」も発売した。いずれも酪農の情勢を伝えるイラストやウェブサイトのQRコードを掲載するなど「消費者への理解醸成をはかる取り組み」で今回の子会社化は「こうした取り組みをスピーディーにしていく」のが狙い。
協同乳業は「農民の農民による農民のための会社」をめざすのが創業の原点。今後も「農協牛乳」をはじめ生産現場の思いを伝えられる商品開発に力を入れていく。
農林中央金庫は「競争環境が厳しくなるなか、連携によって持続可能な生産体制にすることを全農と合意した。引き続きメインバンクとして財務、金融面の支援を継続していく」と話している。
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