食料増産に貢献 1億ドルをアフリカ開発銀行の債券に投資 農林中金2022年9月26日
農林中央金庫は9月22日、アフリカ開発銀行が発行するテーマ型債券「フィード・アフリカ・ボンド」へ総額1億ドル(約139億円)の投資を実施したと発表した。
アフリカ開発銀行は、アフリカ域内加盟国の経済成長と社会的発展に貢献するために設立され、貧困の削減、生活水準の向上、アフリカの経済・社会開発に向けた資金調達を使命としている。
アフリカでは2020年には約5人に1人が飢餓・栄養不足状態に陥っているとされ、また、農業者は労働人口の60%以上を占めているが、生産性が低いことなどを理由に大規模な農業地域を中心として貧困率が高止まりしている。
アフリカ開発銀行は、アフリカの電化、生活の質向上など5つをテーマにした債券を発行しており、今回農林中金が投資した債券は「食料増産」を重要テーマにしている。
本債券で調達した資金はチュニジアにおける灌漑農業改善プロジェクトなどに利用されている。
農林中金は本債券への投資を通じ、アフリカ開発銀行の取り組みを投資家の立場からサポート、その進捗状況を継続的にフォローすることでアフリカにおける食料増産に貢献することをめざす。
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